【リレー台本】夏休みの宿題(5)
スパンキープロダクションの芸人による『リレー台本』という企画をやってます。
内容は「スパンキーの芸人数人でリレー形式に台本を書き足していってひとつのネタを完成させる」というものです。
今回の参加者は全6人で、全員を2周(12ターン)で完成となります。
▼全て読むならこちらのマガジンから▼
https://note.com/yamashigo/m/mf5b41d2358f6
【コンビの設定】
A→ボケ(二十代半ば、中肉中背、見た目の特徴無し)
B→ツッコミ(二十代半ば、中肉中背、見た目の特徴無し)
A「僕の場合は家族全員に手伝って貰ってたんですけどね」
B「家族で宿題分担してたの?」
A「家内工業みたいに言わないでよ」
B「言ってないよ!工場規模の仕事ではないでしょ」
A「まず算数のドリルなんだけど」
B「うん」
A「これは5歳下の弟にやってもらってた」
B「ウソでしょ⁉︎小学生のときの5歳差はエグいよ?」
A「幼稚園のときには小5のドリル解いてたよ」
B「天才だな!」
A「あと絵日記はおじいちゃんの担当だったんだけど」
B「うん」
A「なぜか同じ内容の絵日記を2冊書いてた」
B「…ボケちゃってない?書いたこと忘れてもう1冊書いちゃってない⁉︎」
A「おじいちゃんは、同じ夏をもう1度繰り返していたのかも知れないね」
B「いや、いい感じに言おうとしてるけど全然意味わからんよ」
A「でも文章がけっこう良くてさ。8月1日セミの鳴き声をかき消すように、B29が僕たちの上空に飛来した…」
B「自分の小学生の頃を書いてない⁉︎戦争とか出てきたらつじつま合わないから」
A「毎年8月31日の納期までに終わるように家族総出で作業に追われてたわ」
B「本当に家内工業みたいになってるよ!」
A「でもやっぱり毎年手こずる宿題があってさ…」
B「なに?」
※次はボーカルさんです!