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2021.11.19.fri. キャベツ畑の妖精。

大昔、NHK朝の連続ドラマ小説に『おはなはん』というのがあった。樫山文江が主人公で、ほかに誰が出ていたとかストーリーがどんなだったかはほとんど覚えていないが、人気のドラマだったと記憶している。

そして、なぜだかテーマ曲だけはいまでもふっと浮かんでくる。大正琴で演奏されていたし、樫山文江演じるおはなはんの格好がなんとなく大和和紀の『はいからさんが通る』のイメージもあって、明治から大正の時代の話ではなかったかと思う。

その中で、シュークリームをはじめて見たおはなはんに、これはシュー・ア・ラ・クレームというお菓子だと誰かが教え、おはなはんがたどたどしい感じでその名を言うシーンがあった。へえ、シュークリームって、ほんとはシュー・ア・ラ・クレームって言うのか。と、小学生の私はシューというのがキャベツの意味だということも含め、そのときはじめて知ったのである。

キャベツといっても、おそらく芽キャベツのことだと思うが、当時はそんなハイカラなものは見たことがなかったので、シュークリームをあんな大きなキャベツに似てると思うなんて、フランス人はどうかしてる。と私は思っていた。知らないということは哀れを超えて滑稽でもある。

で、なんで急にシュークリームの話なのかといえば、今日19日が「シュークリームの日」だからだ。19が「ジューク」で、シュークリームと語感が似ているかららしい。無理やりだな。それで月は関係なく、毎月19日がシュークリームの日なのだそうだ。当然、今日のおやつはシュークリームだな。

ところで、今日は「緑のおばさんの日」でもある。いま、緑のおばさんといえば、東京都の "あの人" しか浮かばないけど。横断歩道で旗を持って子どもたちを見守ってくれたおばさん。1959年に学童擁護員の制度ができて緑のおばさんが登場したということだ。お世話になりました。

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