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2021.10.28.thu. 楽しい読書。
今日の東京はいいお天気だったけれど、ここのところちょっと張り切り過ぎたので、木曜日はうちにこもる日。
最近は、本を読むと言っても、新書や資料的なものばかりで、小説を読む機会がすっかり減っていた。小説だとその世界に入っていくのに時間がかかったり、あれこれやることがあって、どうも集中できず、またこんど読もうとなってしまう。
以前はなんの苦も無く読めていたのに、時間なんて細切れでもすぐに本に入っていけたんだけどな。視力の問題もあるのかなあ。簡単に年齢のせいにはしたくないけどどうなのかなあ。最近は集中力がつづかなくて困るわ~。
と、思っていたところ、友人に借りた宮本輝の『花の回廊 流転の海 第五部』(新潮文庫 2007年)は、読みはじめたらすっと入ってしまい、今日一日読みつづけてしまったよ。結局、面白い小説は夢中になれるということなんだな。しかし、これ《 37年の時を経て「流転の海」シリーズ全九部を完結させた》ってカバーの見返しに書いてある。すごいな宮本輝。
で、シリーズ完結記念のファン必携!という『流転の海 読本』(堀井憲一郎著)というのまで刊行されている。《主要登場人物388人、非主要人物100人弱を紹介》って、そんなに出てくるの? たしかに私の読んでる第5部も最初からいろんな人が出てきたな。
私の書いてる『サランドバディ』にも人や生き物がいっぱい出てくるけど、多すぎるかななんて気にすることはないな。もう、じゃんじゃん登場させちゃおう。明日からまたがんばるぞー。