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2021.9.29.wed. ちくちくちくちく……。

秋になって涼しくなってくると、 お裁縫系に気持ちが動く。そんなこと言ったら模様替え系にも大工系にも土いじり系にも気持ちが動く。暑さから解放されて、気持ちが動きやすくなるからだろうか。

根を詰める作業というのはそう長くつづくわけもなく、どこかで集中する力はぱたっと途切れてしまう。集中力は20分くらいが限界とか言われるけれど、最近、じぶんのことで言うと、せいぜい2分が限界だ。今夜のメニューを考えているうち、気がつくとまったく別のことを考えていたりするのだ。まあ2分じゃお話にならないが、一般的には、20分以上はもたないらしい。

コツコツつづける作業というのはまたちょっと違って、ひたすらおなじようなことをドラマチックな展開もないままに、たんたんとつづけていくものだ。お裁縫系の[pinterest]を見ていたら、細かいパッチワークでできたベッドカバーが出てきた。どれだけ時間がかかったのだろう。気が遠くなる。きっと、つくっている本人には完成形が見えていて、少しずつ進めて行けば必ずいつかたどり着くと信じているのだろうな。でなきゃ気がおかしくなりそうだ。

そういえば、家庭科の時間に「運針」というものがあった。手縫いの基本を習うのだが、けっこうこれは好きだったかもしれない。それでいまだにちくちくやっている。手を動かしていることとは別に、頭の中ではいろんなことを考えられるから、一石二鳥だ。

パッチワークはこの延長なのだろうか。でも、ただ縫っていればいいというものではないはずだ。最初に三角や丸や四角やなんかわからない形のものを印付けて切ったり貼ったり、貼らないまでもつなげたりという細かい作業も膨大にある。かつて親戚のおばさんや母までが袋や敷物やなんかいろんなものをつくっていた。私はリクエストをしたり、出来上がりをいただく専門だったが、何十年も前のポットカバーや敷物はいまだに使いつづけている。

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