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2021.10.18.mon. よみがえる手帳たち。
来年のスケジュール手帳が文房具屋でも本屋でもコーナーをつくって売られているが、私の今年使っている手帳には、まだ書き込む余裕がある。
いつも電車で出掛けるときにはちょっと嵩張るけれど、必ず手帳を持っていき、思いついたことや物語の展開などを書き込んでいた。そうすると10月の今頃にはうしろについているメモ用スペースが足りなくなってしまう。で、仕方ないので前に戻り、一週間のスケジュールの頁の空いているところまで使って書き込むので、スケジュール帳というよりただの書き込みノートになってしまう。ところが、今年は出かけることがめっきり減り、とくに図書館に通わなくなったから、まだまだメモ用スペースが空いている。
昨夜、過去の手帳を整理することにした。とっておきたいメモは切り取って「はりはりノート」に貼ることにし、カバーをはずして中身は処分する。ただ、カバーをはずしてみると、カバー自体はどれもまだきれいで捨ててしまうのはもったいない。それで、本のカバーに利用してみた。
何年かつづけて使っていた高橋書店の手帳は、タータンチェックをプリントした紙にビニールのカバーがついている形態。内側の紙のカバーはしっかりしている。これは文庫、新書にちょうどあうので、年がプリントされた部分はオリジナルシールを貼って隠した。
永岡書店のカバーは手触りがソフトでオレンジの色も気に入り、また使いたかったのだが、次の年は同じものが見つからず、結局2019年のを一回使っただけ。カバーには『カビの不思議』(椿啓介著/筑摩書房)がぴったりはまった。メモしながら読んでいる本なので、ポケットもついてメモ用紙や付箋を挟める上ペンも挿せる。この「ぴったり」っていうのが嬉しいのだわ~。