見出し画像

2021.10.3.sun. 一週間のはじまりは、調べものからスタートだ。

昨日、あまりに天気がいいので図書館へ行き、期限切れのカードを更新し、分厚いのを3冊借りた。久々の図書館で本に囲まれる幸せをたっぷりと感じ、そのあとぐるりと街なかを歩いて帰ったのだが、散歩気分で出たはずが、帰りにはなぜか大荷物になっていた。

そうしたら、またキンモクセイが香ってきた。商店街の近くと我が家のすぐそば、二か所で咲いていたのだ。花の色はやや白っぽいから、ひょっとしたらこれはギンモクセイ? 金さん銀さんがあるというのはきいているが、実際にはどう違うのかわからない。で、調べてみた。

おなじモクセイ科だが、キンモクセイはギンモクセイの変種ということらしい。香りはキンモクセイのほうが強く、ギンモクセイより先に開花、色もキンモクセイはオレンジで目立つがギンモクセイは白っぽくて地味。あとから生まれたキンモクセイのほうが、名前からいっても強い感じ。

しかし、昨日のはどっちだろう。例年ならいまがまさにキンモクセイの香る時期なのだが、一か月前にすでに香っちゃっているから、いま咲いてるのはギンモクセイか? でも近くに寄らないとわからないくらい香りが弱いということだから、道を歩いていて香ったということはキンモクセイ? うちの『花と樹の大辞典』にはギンモクセイが載ってないし、 結局わからずじまいだ。

中国語では「丹桂」がキンモクセイ、「桂花」がギンモクセイと別ものとあるのでじゃあ「桂花陳酒」はギンモクセイのお酒なのかなと思って調べたら「キンモクセイを3年ワインに漬けたお酒」とある。その上ネットの翻訳だとモクセイじたいが「桂花」で、キンモクセイは「桂花」。ギンモクセイは「銀杏桂花」で、ギンモクセイが亜種みたいな扱いになってる。

たしかに文字としては「丹桂」より「桂花」のほうが可愛いものな。色も香りも派手なキンモクセイにあってるし、桂花でいいじゃん。桂花陳酒、これで決まり。いいねいいね。って、そういうこと?  なんだかギンモクセイが気の毒になってきた。銀さんがどうか幸せでありますように。


いいなと思ったら応援しよう!