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2021.8.27.fri. 元気でいることが奇跡のように感じられる。じつはほんとに奇跡なのかもしれない。
昨日、姉から暑さでバテていないかメールがきた。30年来の友人からも暑いけど大丈夫かとラインがきた。気にかけてもらえるとはありがたいことだ。
でも、なんだか急に独居老人になった気分。たしかにエアコンもない東京の古い家では独り枯れはてていてもおかしくはないかもしれない。よそからは悲惨に思えるのかもなー。でも、意外に過ごしやすいのだよ、この家。まあ、ひとにもよるとは思うけど。
近所のお婆さんとこは、二階に息子がいて、下にお婆さんが寝起きしている。庭の手入れなんかもマメにやってはいるのだが、一度用があって訪ねたら、中は見事なゴミ屋敷。何が入っているのかスーパーのゴミ袋が足の踏み場もないように並べられていた。でもあれってお婆さん本人にしたらゴミじゃないんだろうな。たぶん。
だいたいがお年寄りの家って、なんであんなに散らかっているのだろう。「分ける」とか、「たたむ」とか、「しまう」ってことなど考えたこともないみたい。ぐっちゃぐちゃの中で暮らしているのって、部屋ごとお婆さんごとインスタレーション作品のように見えなくもない。シリーズにしたら面白いかも。喜んで見てくれる人がいるかどうかは別だけど。
やっぱりね、年をとったら「こぎれい」で、「こざっぱり」ということを心がけたいと思う。なんだか、どこかのエライさんが言い出しそうな標語みたいだな。でも、とくに暑い時期は、こざっぱりと過ごしたいものだわ~。
写真は、余ってたタイルが片付かなくて、無理やりつくった『おうちシリーズ』。