[ネコノス手帳 No.344] 2022.10.16.sun. 金木犀と初めてのデモ。
昨日あたりからまた金木犀が香っている。
先月27日の朝のこと。国葬問題、黙っていては飼いならされた羊と一緒、意思表示はしなければと思い、急きょ組み立て式プラカードを作って国会議事堂前に足を運んだ。生まれて初めてのデモ参加だ。
議事堂前がどうなっているのかもわからず、何処へいけばいいのかもわからないまま、途中から歩道はデモ参加の人でいっぱいになり、前に進むのもままならず、だいたいどこが辿りつく場所なのかもわからない。進む人と、戻る人との列が狭い歩道を分けている。歩道のまわりはすでに場所を確保した人で埋め尽くされ、あちこちに設置されたスピーカーを通して登壇者の意見が聞こえてくる。ともかく行けるところまで行ってみようと歩き続けた。
交叉点の一部に登壇者用のスペースがあった。ちょうどれいわ新選組の櫛渕さんがマイクを握っていて、大石さんの姿も見えたが、止まることができず一瞬、写真を撮っただけ。
公園までくると人も少なくなり、やっとプラカードを組み立てることができた。そしてまた人波の中へ。それぞれの団体や政党の幟の隙間に入り込み、プラカードを持って立っていたら、若い女性にカワイイと声をかけられた。
これって、絵を描く自分の表現の場でもあるんじゃないの、と思った次第。
まあデモというより集会という感じで、腕を組んで練り歩くというようなデモとはちがうので、こういうのならまた気軽に参加できるなという印象。
帰りに駅へ向かって歩いていたら金木犀がほのかに香ってきた。そのときは少し早いなと思ったのだが、あれから3週間あまりも経って本格的に香っている。今年も二度咲きということなのだろうか。