2021.12.26.sun. ネコノス手帳/日曜版。No.246

世間の状況が変わらないうちに、と思い立ち、昨日の午後実家に帰った。老猫ならぬ89歳の母は、以前のようにすっかり元気を取り戻していた。

お土産にケーキでも買っていこうかなと駅に向かうと、途中、人垣ができていて前に進めない。何事かと見れば、コージーコーナーの店の前で、ケーキを買う人たちがわらわら溢れていたのだった。

いままでこの店の前でそんな光景は見たことがなかったからちょっとびっくり。セールでもしてるのかな、と、のんきに丸井に行くと、さっきの人込みを上回る人の多さにこれまたびっくり。タカノの前では「最後尾はこちらです」とプレートを持った店の人までいて、ごった返している。

仕方ないから別の店で買おうと思ったが移動すら難しい。もうタカノがいいとかどこがいいとか選べるような状況ではなく、どのケーキ屋のまわりにも長い列がうにうにつづいている。いったいなんでみんな揃ってケーキなんだよ。 とイラッチになったが、そうか、クリスマスだからなのね。セールしてるわけじゃなかったのだ。

結局、並んでまで買うことはない、と、ケーキは諦め、和菓子コーナーが空いていたので、喜田家のどら焼きを買った。そして実家に帰ると、姉の焼いたチキンとワインで、まるで ”家族で過ごすクリスマス” みたいなことになったのであった。デザートはもちろんどら焼きだよ。

◎写真は帰りの小田急線のホームから見た青空。