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[ネコノス手帳 No.302] 2022.7.26.tue. 朝から豪雨で漂流中。
幸せな夢を見ていたはずなのに、
早朝イキナリの土砂降りで夢は儚く流された。
日照りか豪雨。
しとしと雨なんて最近聞かない。あいまいな日本はどこへいった?
自然環境がそこに暮らす人の性格も作ってきたと言われたりするが、
近年のこの激しい気候。
なんだか日本から優しさが消えてる気がする。
それでたまに優しい話なんて聞くと、涙が出るくらい感激する。
本来ならあたりまえだったようなことにひどく反応するって、
これはもう病んでるな。
それとも年をとって涙もろくなっただけ?
それにしてもこの蒸し暑さ。昨日よりひどい。
仕方ないので今日は本を読んで過ごす。
先日、古本屋で見つけたコレ。
『コンニャク屋漂流記』星野博美著・文藝春秋・2011
タイトルが気になって買ったのだが、
帯に「前代未聞の迷走ノンフィクション!」とある通り。
漁師を祖先にもつ筆者の、こっち(読者)にはまったく関係ない
親族の話なのに、なぜだか読むうちにその世界に引き込まれてしまう。
あたたかくて、笑えて、考えさせられて、きゅんとする。
まだ読みはじめたばかりなのに、もうどっぷりつかってる感じ。