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2021.11.24.wed. 動物も植物も生き物だから。
可愛いから欲しい、飼いたいという気持ちはよくわかる。が、しかし、そんなに甘いものではない。言葉は通じないし、いつまでも赤ん坊状態だから、エサや水を用意してあげなければいけないし、ウンコやおしっこのトイレの掃除だってある。何かと病院にだってかかるから費用だって相当なものだ。
けれども一緒にいれば、いつの間にか家族の関係になっていく。感情だってあるし、性格もみんな違う。触れば温かいし、生命そのものだ。
今朝聴いたニュースによると、フランスでは動物愛護法が成立して犬や猫のペットショップでの売買が2024年から全面的に禁止される。虐待死させた場合は禁固5年、1000万円近い罰金が科せられるらしい。それに比べて日本はまだまだ甘い。いい飼い主にあたるかどうか、犬や猫の運にかかっている。
動物はあたりまえだけど、植物だっておんなじだ。夏の暑さと土砂降りでしおれたベゴニア(これも考えてみれば虐待だわ)を、裏でなんとか立ち直らせることができたのだが、今朝見たら一株なくなっていた。あろうことか誰かに持っていかれてしまった。
やっと葉っぱも元気になって、これから増えていきそうだな、と思っていたところだったので、ショックは大きい。そんなの買ってきてまた植えればいいじゃん、というものではないのだ。手をかけて育てていれば、マユハケオモトのウイちゃんのように、名前だってつけたくなるのが人情ってもんだ。そうじゃないか、なあトメ。へえ、まったくそのとおりで。※トメさんはときどき登場する妄想上の人物。左官や植木職人の見習いらしい。
どこかのうちでうまく育ってくれればいいけれど。名前もつけることなくいなくなってしまったベゴニアちゃんはいまごろどうしていることか。しかし、それまでにもいっぱいダメにしてるからなー。うちにいるよりよっぽど幸せかもしれない。そう思うことにした。くすん。