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2021.6.18.fri. ナマニエ・ソコビエ・アマエビ…アマビエ…アマエビ? アマビエ。似て非なる言葉が頭の中を駆けめぐり、やっとたどり着くけったいな名前。
先日、その「アマビエ」の焼き物を友人からいただいた。「こんがりとね、香ばしくって美味しかったわ~♡」と、勘違いされては困るが、まさかそんな人はいないだろう。彼女が手びねりでつくった陶器の置物だ。
てのひらに乗るヤクルトくらいの大きさで、意外にどっしりしと重さがある。姿は可愛いけれど、釉薬の色が抑え気味で「大人可愛い」って感じだ。すでにうちの玄関に馴染んでいる。
それにしても「アマビエ」って、名前がどうも馴染まない。「アマ」って「海人」「天」「尼」「雨」「甘」なんていう字が浮かぶ。「ビエ、ヒエ」のほうは穀類の「稗」や「冷え」神社の「日枝」くらいしか浮かばない。「ビエ」と濁音になってるから、「アマ」と「ヒエ」の組み合わせなのかなとも思うが、だからといって何よ、だよなあ。
海から上がったということらしいから、海人、人魚に近いのだろうか。人魚も予言するという話もあるし。少なくともジュゴンよりは似てると思うな。ひとりでたらたら考えてても埒が明かないので『広辞苑(第七版)』『民俗学辞典』『古語辞典』で「アマビエ」を調べてみたが、どれにも見当たらない。きっとwikiには出ているのだろうが、何でもかんでも「へえ」って簡単にわかっちゃったらつまらないので、今日のところはここまで。