Pinterest（ピンタレスト）を安全に楽しむために
こんにちは、ShingenLightingsです。不定期でEtsyについてのあれこれを投稿中です。ご興味のある方は、ぜひフォローもいただけると嬉しいです。
前回はPinterest（ピンタレスト）の基本的な使い方をお伝えしました。
今回はPinterest（ピンタレスト）の安全についてお話しします。
Pinterest（ピンタレスト）とは？は下記の記事をご覧ください。
1.Pinterestの危険性
日本でPinterestは普及しているとは言えず、これから始める方にとって「本当に安全なのか」という疑問もあるかと思います。
ですが、他のSNSと同様に、一般的な使い方をする上では危険性は低いサービスと言えます。
ただし、インターネット上のどのサービスにも言えることですが、完全に安全というわけではありません。
悪意を持って利用しようとする人や、使い方によって思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
過度に心配することはなく、基本的なインターネットの利用方法を理解して安全にPinterestを楽しみましょう。
2.Pinterestの具体的な危険性
Pinterestは、アイデアや画像を収集・共有できる便利なツールですが、使い方によってはトラブルに巻き込まれたり、被害にあってしまう可能性もあります。
Pinterestの利用時に起こりうる危険性を紹介します。
①情報セキュリティ
セキュリティ対策を行っていないと、アカウントを乗っ取られたり、ウイルスに感染する場合があります。
また、不審なリンクをクリックすることで詐欺サイトに誘導されることもあります。
アカウントの乗っ取り
Pinterestも含め他SNSでもアカウントの乗っ取りは、もっとも身近なリスクです。
悪意ある第3者がユーザーのアカウントに不正アクセスし、勝手に自分のアカウントから画像を投稿されたり、アカウント情報を悪用され、他のユーザーに迷惑行為をしてしまう可能性があります。
また、アカウントを乗っ取られると、ログインすることもできなくなってしまいます。
ウイルス感染
Pinterestを利用中に、意図せずウイルスに感染してしまうこともあります。悪意のあるプログラムが仕込まれた偽のPinterestサイトにアクセスしてしまったり、Pinterest上で共有されている怪しいリンクをクリックすることで、ウイルスに感染してしまうことがあります。
ウイルスに感染すると、個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータが盗み取られたり、パソコンやスマホが正常に動作しなくなったりするなどの被害が起こりえます。
ウイルス感染は個人情報の流出だけでなく、 金銭的被害にもつながる可能性があるため、十分な警戒が必要です。
詐欺
Pinterest上では、ほかのSNSと同様に、巧妙な手口で金銭や物品を騙し取ろうとする詐欺被害もあります。
リンク先の販売サイトで商品を注文し、代金を支払ったにもかかわらず、商品は一向に届かないなどの、実在しない商品を偽の販売サイトで売りつける詐欺です。
偽サイトでクレジットカード情報を入力してしまい、不正利用される例もあります。
②情報漏洩のリスク
知らないうちに機密情報がPinterest上に公開されてしまう、著作権侵害で高額の使用料を請求されてしまうなどのリスクもあります。
社外秘の画像が漏洩
Pinterestは、企業が自社製品のプロモーションやアイデアの共有などに活用するケースも増えています。その場合、機密情報の漏洩にも注意が必要です。
企業でPinterestを活用する場合は、社内利用のルールを明確化するといいでしょう。
具体的な事故や被害としては、開発中の新製品の画像や、顧客情報を含む資料などをPinterest上にアップロードして、競争上の不利益を被ったり、企業イメージの低下を招いたりする可能性があります。
最悪の場合、訴訟問題にまで発展してしまうかもしれません。
著作権侵害
Pinterestは、画像を介して様々なアイデアを共有できる一方、著作権侵害のリスクも潜んでいます。
イラストレーターやデザイナー、写真家や建築家がPinterestに投稿した自分の作品・商品が、許可なく他のユーザーに使われる被害があります。
盗用した画像を自分のSNSアイコンに使用するのも著作権侵害にあたります。
自社商品パッケージなどに無断で画像を使い、販売していたりすることももちろんやってはいけない行為です。
著作権侵害に気づき相手に連絡を取っても、応じてくれないこともあり、法的措置を取る場合は、多くの時間と労力、費用もかかります。
また、意図せず他の人の画像を無断使用してしまって、多額の使用料を請求されることもあるので注意が必要です。
③画像のピン
Pinterestでは1番利用する機能が保存にあたるピンです。
ピンは、自分が投稿した画像をどのボードに保存したのか、他のユーザーにもわかる仕組みになっています。
ビジネスシーンでPinterestを活用している場合、競合他社の商品やサービスの画像を保存すると、相手企業に「当社商品をリサーチしている」と認識され、企業イメージを損なう可能性も考えられます。
画像をピンすることは、Pinterestのルール違反ではありませんが、ビジネスとしてPinterestを利用する場合は、保存する画像によって相手に与える印象が変わってくる可能性も意識しておく必要があります。
3.Pinterestを安全に楽しむ
Pinterestは、上手に活用できればとても便利なサービスです。
その一方で、使い方によっては思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性があり、潜在的なリスクが存在します。
適切な対策を取ることで、リスクを最小限に抑えることが重要です。
①外部サイトへのリンクを安易にクリックしない
Pinterest上には、興味を引くようなタイトルや画像とともに、外部サイトへのリンクが多く掲載されています。
その中には悪意のあるリンクも紛れており、不用意にクリックしてしまうと、フィッシング詐欺やマルウェア感染などの被害に遭う可能性もあります。
・リンク先のURLを確認し、正規のサイトかどうか慎重に判断しましょう。また、短縮URLは、本当のリンク先かわかりにくいため特に注意が必要です。
・不自然に魅力的な内容には警戒。
・知らない人からのメッセージに含まれるリンクは特に慎重に。
・リンクではなく公式のサイトやアプリからアクセスすることを心掛ける。
②著作権や利用規約を守る
他人の作品を無断で使用することは著作権法違反になる可能性があるので、Pinterestの利用規約を確認しましょう。
利用規約に違反すると アカウントの停止などのペナルティを受ける場合があります。
画像や動画素材の商用利用を考えている場合は、著作権フリーの画像を使用、もしくは著作権者に許諾を得る。
Pinterestの利用規約を守る。 特に、禁止されている暴力的な内容などのコンテンツには注意が必要。
自分の作品を投稿する際は、著作権表示を明確にし、クレジットを入れるなどの対策をおこなう。
③アカウントを分ける
Pinterestをビジネス目的で活用する場合、プライベート用とは別に、ビジネス専用のアカウントを作成するといいです。
ビジネス用と個人用のアカウントを明確に分け、情報収集専用の別アカウントを作成する。
ビジネス用アカウントでは、自社の製品やサービスに関連する画像のみをピンする。
競合他社の情報を収集する際は、自社アカウントは使わない。
④アカウントの保護とセキュリティの管理
Pinterestに限らず、Webサービスを安全に利用するためには、アカウントの保護とパスワード管理を徹底しセキュリティ強化に努めることが重要です。
強力なパスワードを使用
数字、大文字小文字、記号を組み合わせたパスワードを設定。
他のサービスで使用しているパスワードの再利用は避る。二段階認証を有効にする
二段階認証機能を活用し、 ログイン時に追加の認証をおこなうようにする。公共のWi-Fiでのログインは避ける
セキュリティの低い公共のWi-Fiでは、情報が盗まれるリスクがある。
⑤ウイルス対策
自身の端末を守るだけでなく、他のユーザーに迷惑をかけないためにも、適切なウイルス対策を心掛け、リスクを最小限に抑えましょう。
信頼できるセキュリティソフトの導入
常に最新の状態に保ち、定期的なスキャンを行う。
ウイルスを検知して削除するだけでなく、怪しいWebサイトへのアクセスをブロックする機能も備える。OSやアプリケーションを最新の状態に保つ
古いバージョンを使い続けることは、ウイルス感染のリスクを高めてしまう可能性がある。不審なリンクのクリックやファイルのダウンロードを避ける
4.まとめ
Pinterestは、画像やアイデアの検索、ピンの詳細表示、関連コンテンツの閲覧、リンク先サイトへの訪問など、投稿するだけではなく閲覧するだけでも楽しめるツールです。
キーワードを入力して検索することで、気になる画像を見つけられ、ピンをクリックすれば、詳細情報も確認可能です。関連するピンも表示されるので、アイデアも広げられます。
ただ、登録なしでは一部機能が制限されるので、お気に入りの画像を保存したり、ダウンロードしたり、自分のボードを作成して整理することもできません。
安心・安全にPinterestを活用して楽しみましょう。