猫のせいで大騒ぎ!今までで一番私らしい仕事🐈
こんにちは、しんごです。いつも通り久しぶりの投稿になってしまいました。
今日は公務員なんだけど、こんな仕事が一番思い出に残っていますという話をしてみたいと思います。
仕事では色々と改善なりなんなりしてきた私。それなりに周りの職員よりかは仕事がんばってきた自負があります。ま、平均点以上には密度の濃い仕事をしてきたんじゃないでしょうか。
そんな私ですが、新人時代にやってのけた最も忘れがたい出来事があります。そう、仕事というか「出来事」。
ある日の朝、いつも通り仕事前に喫煙所にいると聞こえてくるんです。
「にゃあ~~。にゃあ~~🐈」
この声を聴いた瞬間、
「あぁ、またか。」
という感じ。会社の周りには地域猫たちがわんさかいたのです。猫の声が聞こえてくるのは日常茶飯事。元気な声で今日もなり寄りと思っていたところです。
時は変わって昼休み。また喫煙所行きます。
「に”ゃ”ぁ”~~~~!!に”ゃ”ぁ”~~~~!!!🐈」
なんだか朝に比べて悲壮感の漂う叫び声になってきたような気がします。ひょっとしたらずっと朝から鳴いてんのかな。てか、どこにいるの?
声のする方に近づいてみても姿は見えません。
と、声のすぐ近くに来ると、なんだか下の方から聞こえてくるぞ。下?地面?地下?
いました!
井戸に落ちてます!(´Д⊂ヽ
しかも子猫です!
深さ2~3メートルといったところでしょうか。よく無事だったな、元気そうです。
しかし、井戸のあるところは民有地。役人と言えどうかつに手は出せません。いったん会社に戻って報告し、とりあえず地主さんにご報告。
ここからが本番。猫を井戸から救出する策など誰にもないのです。ここで出てきた近所の材木屋さん!長い材木を井戸に下ろして猫さんが捕まってくれないか試みます。
無理!
怖がって無理!
材木にシャー!してる!
早くも万策尽きた役人と地主さんと材木屋さん。いったん会社に戻り了解を得たうえで119番。まさかの119番!もちろん周囲の方もご承知済みです。
いまでも忘れませんが、通報したときの119番の電話口の方の
「・・・何ができるかわかりませんが、とりあえず向かいます(苦笑)」
来てくれるの!まじないす!(笑)
消防隊の方が到着してからというもの、手際がとてもよく一瞬で助け出された生後数か月の子猫。
隊員さんから猫を受け取った私は、どうすればいいのかもわからず、とりあえず
「ありがとうございます!!!」
と述べたところ、
隊員さん「オォォウ!!」
と、隊員さんはとてもうれしそうなお顔をしていました。今でもその顔は忘れません。聞けばその隊員さんも猫を飼っているそうな。不思議なめぐりあわせです。
公務員みんながこんな経験をするわけではありませんが、地域のため、そして地域で愛される猫のためになったと今でも思っていますし、このときの私の行動力と言ったらすごかったなと思います。
というわけで、太郎先輩が連日猫の投稿をしていらっしゃるので、インスパイアされてこんな話を思い出しました。
人間はほかの生命を大事にできる、数少ない地球上の生物のひとつだと思います。