【7不思議】何故かつながらない2つの認識…💀
終身雇用の終焉・・・
大企業の倒産・・・
AIによる仕事の代替・・・
語りつくされたこの手の話。
ひとつひとつは説明の必要すらないくらい、保護者の皆さまにとっても常識になりつつありますよね??
それが何故か子どもの”進学”となると話は別。
旧時代の常識のまま、認識がアップデートされない。
冷静に考えれば誰でもわかる話を、この記事ではキチンと説明したいと思います。
≪世の中の認識:終身雇用の終焉≫
終身雇用は終焉を迎えました。
2019年にトヨタの社長がこんなことを言ってから、もう2年たつんですね。
トヨタは日本企業の大きな特徴でもあった”終身雇用”を維持できなくなったそうです。
【終身雇用】を簡単に言うと、
毎日10本のボールペンを作る仕事で月30万円もらえたとすると、
毎日8本のボールペンしか作れなくなっても月30万円もらえる(解雇されない)。
ということです。
終身雇用とセットでよく言われるのが【年功序列】です。
【年功序列】も簡単に言うと、
毎日10本のボールペンを作る仕事で月30万円もらえたとすると、
毎日10本のボールペンを作っていれば10年後月40万円もらえる。
ということです。
≪豊田社長の言葉からにじみ出る”しょうがない感”≫
豊田社長の「維持できなくなった」という発言からは、苦しさというか「もう本当にしょうがないんだな。。。」という感じがにじみ出ています。
企業にとってマイナスになった人にお給料を与え続けること(終身雇用)も、
企業にとってプラスになっていない人のお給料を増やし続けること(年功序列)も、
企業からしたら負担でしかないですよね。
解雇される側/年功序列で給料が上がらなくなる側からすると、文句もいいたくなりますよ。
「少し上の先輩方はそうだったのに!」
「私たちから変わるなんてズルい!!」
という気持ちもわかります。
でも、経営者からしたら結局ボールペン10本しか作ってないのに給料上げるなんて嫌ですよ。
そっちの視点になれば当然。
労働者に優しい”日本的雇用”が無くなるのは残念な話ですが、
「日本という親会社」が不景気なんだから「子会社である1企業」の経営が厳しくなり、「1企業の従業員」である我々にしわ寄せがくる。
これもしょうがないことです。
≪子どもの話になると話は別?≫
上のトピックで書いた内容、
「何を今さら」
「めっちゃ普通のこと書くやんコイツ」
「簡単に書いてるボールペンの例、簡単すぎやろww」
と思われている方も多いと思います。
おっしゃる通り。
コレはめっちゃ普通の話。
でも、この普通のが、自分の子どものことになるとなぜかズレてくる。
一例で言うと、
終身雇用の終焉 = 個の力が必要
ここまではわかっているのに、
子どもに必要なこと = 個の力を付ける
が繋がっていない。認識できていない。
子どもに必要なこと = 良い大学に行かせて安定させてあげること
いまだにこう考えている保護者、多いです。
そもそも、良い大学 = 将来安定
この方程式が成り立たない社会になってるって知ってるじゃないですか。
そもそも、将来安定自体が存在しないんだって知ってるじゃないですか。
しっかり”進学情報”もアップデートしていきましょ!!
≪”名言”を”進学”に:トヨタ自動車 豊田社長≫
世の中にたくさんある名言を進学に置き換えてお届けするコーナー(←コーナー?)です。
最近トヨタイムズのCMで香川照之さん(大和田常務/カマキリ)とコラボしているので有名になってきた、トヨタ自動車 豊田社長の名言から。
「(2009年からのリコール問題の際)入社して初めてトヨタの役に立てるかもしれないと実感し、少し嬉しく思えたことも事実です。」
どうでしょう。
少し不謹慎だと思われた方もいるかもしれません。
自分はこの発言を聞いて、「あー、正直な人だな」と思いました。
リコールというお客様に迷惑をかけているはずのこのタイミングで、社長就任1年目の豊田さんのこの言葉。
保護者もこの程度でいいかもしれないですね。
日々「何かをやってあげなきゃ!」「この子のためにっ!」って思っている親御さん見ると、本当に頑張ってるなーって思いますが、
何年続くかな・・・ 耐えられるかな・・・
と心配にもなります。
急がず、焦らず、子どもに任せてみるのもいいですよ。
でも、ピンチの時にはしっかり頼りになる。
その時しっかり役に立つために、ずーっと気張っている必要はないです。
時々しか頑張らない人の方が逆に感謝されたりしますしねw
今回はこのへんで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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