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文章の練習

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#文章の練習

はじめての記憶

 部屋には眩しい日差しが差し込み、白いカーテンが風になびいている。カーペットの上にペタンと座り、丸テーブルに置かれた赤いテレビを見あげていた。ブラウン管の中では赤と緑の二体の着ぐるみがユーモラスに動きながら何やらこちらに語りかけている。その意味は理解できないが、とても楽しげで目を離せない。母は後ろでソファに腰掛けて、なにか手作業をしている。編み物だろうか。暖かな視線を背中に感じる。

 番組が終わ

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思い出の味

店内は奥に細長く、両サイドの棚には茶葉の入ったガラス製の丸い透明な筒がズラリと並んでいる。茶の名前と価格を横目で見ながら10歩ほど進むとカウンターがあり、試飲スペースになっていた。

同行していた男に促されて席に腰をおろすと、彼はカウンターの女性に何やら中国語で話しかけた。すると彼女は後ろのケースから茶葉の入った金色の袋を恭しく取り出し、おもむろにそのお茶を淹れはじめた。袋には赤い筆文字で大きく「

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