#2 農業経営を安定させる方法
農業が失敗する理由
農業で失敗する1番の理由は“お金が足りなくなる”という
ことではないでしょうか?
Googleで【農業 失敗】とか【新規就農 失敗】などを検索すると
いろいろな事例が出てきますが、必ずといっていいほど
ことではないでしょうか?”お金が足りなくなる”ことが原因の失敗事例を見かけます。
例えばよくある失敗事例として、
・設備投資に費用がかさみ、借金返済に苦しむ
・市況が悪化して収入が激減し、生活が苦しい
・災害にあって収入が途絶える
といったことがあります。
もしかしたら、あなたもこれらの経験があるかもしれません。
ちなみに私は、設備投資のお金のやりくりに苦しんだ経験があります。
この記事では、
あなたの農業経営を安定させるために考えるべきこと
をお伝えします。ぜひ最後まで読んでみてください。
どうやってお金を確保するかを考える
農業は投資したお金を回収するまでとても時間がかかる商売です。
どういうことかと言うと、、、
たとえばあなたが野菜農家だとして、
おいしい野菜を作るために、肥料や農薬を買いますよね?
人を雇っていれば人件費もかかります。
でも、そのかかった費用を回収できるのは、収穫して販売してからです。
つまり、農業は投資したお金を回収するまでに数ヶ月かかってしまうということがザラにあります。
逆に、飲食店なんかはお金の回収期間が短く、朝仕入れた食材をその日のうちに料理として提供してしまえば1日でお金を回収できたりします。
投資したお金を回収するまでのサイクルを”回転”と言ったりしますが、
こんな感じで、農業はお金の回転が悪いビジネスなのです。
では、投資したお金を回収するまでに時間がかかるとどんなことが起こるでしょうか?
それは、、、
冒頭にも言ったとおり、“お金が足りなくなる”のです。
栽培を開始してから、収穫して販売するまでお金が入ってこないわけですから、その間生活するためのお金や、農薬や資材を購入する十分なお金を用意しておかなければなりません。
収穫まで3ヶ月かかる作物なら、3ヶ月分の生活費+資材の購入資金が必要です。果樹のように収穫して販売するまで1年近くかかる作物であれば、1年分の生活費+資材の購入資金が必要です。
つまり何が言いたいかというと、
“農業経営を安定させるためには、十分なキャッシュ(現金)が必要”
ということです。
キャッシュがあれば、だいたいのことは対処できます。
必要な資材を購入できますし、
新たな農機にも投資できます。
不測事態にも対応できます。
そしてなにより、精神的にもゆとりが生まれます。
キャッシュを持っているだけで、できることの幅が広がります。
ここまで書いてきたことは当たり前のことですが、当たり前のことがうまくいかず失敗してしまう人がいるのです。
もしあなたが、農業経営を安定させたいのであれば、
“どうやってキャッシュを確保するか”
についていま一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
P.S. たくさんのお金を確保する方法
販売段階で、少しでも多くのキャッシュを獲得できれば経営の安定につながります。
つまり、
”あなたの商品をより高く売る”
というのが経営の安定に必要な基本的な戦略となると考えます。
なので、
”どうやったら高く売れるか”
”そうしたら値段が高くても買ってもらえるか”
について考えてみてはいかがでしょうか?