株式投資のヒント フランスパリから
株式投資は、大きな流れを捉える必要がある。いまや世界中の株にネットで投資できる時代である。日本人である以上、日本株が一番投資環境が良いのは間違いないと思うが、どれだけ日本株に資金を配分するかは考えようである。
例えば、筆者が1990年代にNYに旅行に出かけ、NYSEを見学していたころダウ30は10000を超えるかどうか、バブルではないかと大きな話題となっていた。いまやダウは34000を超えている。日経は、いまだ1989の高値を抜けていない。米国株に投資するか日本株に投資するかで成果は雲泥の差である。
5月連休に旅行でパリに出かけた。ふと不動産屋の広告が目に入った。マンションの分譲広告であった。6区サンジェルマンなので多少高級住宅地であるが、80m2中古で約2億円、100m2で約3億円である。ヨーロッパの都市は、年代物の建物が多く日本の基準からは相当な中古である。
相場は東京都心の2倍である。ホテルの宿泊代も日本の基準からすると倍以上、地下鉄も約300円極めて割高である。ランチ代も泣けてくる。
東京都心のマンション価格が1億を超えたと報道され物価上昇が喧伝されている。昨今、インバウンドで多くの外国人が観光で日本を訪れている。ロンドン、パリ、NY、各都市を旅して思うのだが東京の地下鉄、各鉄道、バス、街並みの清潔さ、レストランの割安さ、治安は秀逸である。外国人にとって東京の不動産、物価は格安ではないであろうか。
外国人の投資家が大挙して日本株に投資している。筆者は大きな流れを捉えて日本株投資戦略を構築する必要があると考えている。パリ旅行は大きなヒントとなった。
さて、本日の東京株式市場、三菱UFJが場中高値更新も終値ではいってこい。エネルギー不足。新興市場、エニーカラーの動きを見ていたが弱い。マザーズ復活に疑念をもった。エニーカラーは一旦手じまい。戦術はまだ大型株の循環物色か。