多摩ものづくりスタートアップ起業家育成事業に応募してみた
2023年より実施されている多摩ものづくりスタートアップ起業家育成事業に応募しました。ハードウェア及びソフトウェアプロダクト開発の開発費を合計1300万円までサポートしてくれるプログラムです。応募は中小企業からスタートアップ、起業を考えている個人まで応募することが出来ます。
※1年目最大300万円、2年目最大1,000万円
応募は年に2回行われており、今回は第二回目に応募しました。
応募方法
応募方法は公式サイトによりまず、事前エントリーを行います。事前エントリーは非常に簡単な物で、記載事項を記載し後は担当者より連絡を待ちます。
1.事前エントリー
事前エントリーは公式サイトから数分ほどで完了します。都合の良い日程を記載する必要があり、その後、面談を行います。ですので応募したいという方は早めに事前エントリーを済ませておく必要があります。
2.面談
面談時間は50分ほどです。担当員よりプログラムについての説明があり、その後、プロダクトの説明を行いました。
プログラムに何を求めているのか等質問を受けました。
プロダクトについて否定やダメ出しなどはなく、面談を通して今回の採択基準や採択のポイントなどを教えてくれます。
私の開発していたプロダクトはソフトウェアの要素が強く、まずソフトウェアの開発にフォーカスし、ハードウェアの開発は数年後に行うという説明を行いましたが、採択の基準としてはハードウェアの開発を優先的に行ってもらわなければ今回の支援基準には満たないなどアドバイスをもらいました。
そのためエントリー資料にはハードウェアの開発を優先的に行うと記載しました。このように資料内容や応募内容についてもある採択基準を満たすためのアドバイスをもらうことが出来ます。
3.エントリー資料の作成と提出
事前エントリーと面談が終わると、エントリー資料の提出を行います。指定のメールアドレス宛にエントリー資料や補助資料などを送付し応募は完了です。必要書類については個人や企業などにより異なるので確認してください。
私の場合は
・エントリーシート
・開発内容説明資料
・本人確認資料の3点を指定のメールアドレスに送信しました。
結果
結果は残念ながら、不採用という結果になりました。
ソフトウェア要素がかなり強く、応募前に電話で担当者に確認をするなど行ったうえでの応募だったのですが、やはりソフトウェア要素が強すぎたのではないかと思います。基準はソフトウェアとハードウェアを組み合わせたIotデバイスなどもOKという記載がありましたが、残念です。
応募も多数あったということだったので、やはり物作りにフォーカスしている他企業が採択されたのだと思いました。
ちなみに応募したプロダクトはドローンを活用した森林管理・調査サービスです。
どのような人が向けなのか
ソフトウェアとハードウェアの開発を行っている人に向いている事業支援だと思いました。やはりSDGsや環境にエコ、高齢者を手助けする等に関係したハードウェア系のプロダクトが優先的に採択されるのでないかと思いました。
また、補助金については後払い式です。ですので購入代金の支払いを一度建て替える必要があります。ある程度の資金力がなければ採択されても建て替えることが出来ず何も出来ないのではないかと思いました。
ただ補助金により製品の製造や、専門家からのアドバイス、テストマーケティングへのサポートなども行ってくれるのでメリットがあるのではないかと思います。
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