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時間という資源

今日参加したビジネス向けウェビナーで感じた「変化」について、アウトプットします。昨今は一層のオンライン化が進み、いわゆる礼儀2.0という言葉・概念が根付いていると感じたことの共有です。

エグゼクティブサマリー

ウェビナーが多くなり「オンライン・リテラシー」を磨き話を短く簡潔にまとめる能力を高めている人が増えた。これは良い傾向であり、ますます「時間のない社会」になりつつあるなか相手の時間を奪わない「礼儀2.0」社会の本格的な到来を感じるものである。一方、オンライン(とそれに対応できていない人や企業との)格差はますます広がるだろう。「時間」はビジネスの貴重なリソースとなった今、自身のメール、メッセージ、会話が長くなっていないか常に留意が必要である。

ウェビナーの概要

内容:ビジネス集客セミナー
日付:2021年5月3日(祝)
時間:2時間(13:00〜15:00)
媒体:Zoomウェビナー
人数:15人(参加者)
費用:無料

「離脱」者

ウェビナーの主催者が自らのスライドを用いながら司会進行を行うという一般的な形式でした。しかし「顔出し無しは強制退場」、冒頭から「双方向性」や「アウトプットの重要性」については強調されており、離脱せず最後まで参加しようという気持ちになりました。始まってすぐZoomの参加者の減少がありました(おそらく1,2名)。自己紹介、グループワーク、発表の場があると聞いて最初の段階で離脱したように思います。その時点で、まず

旧来型(一方通行)セミナーを期待していた人は離脱

したものと思われます。これは良い傾向だと思いました。なぜなら「聞くだけ」のテイカー(=ギブしない人)をふるい落とす効果があったからです。

「簡潔」性

数十分の主催者によるインプットが終わると、すぐに参加者側アウトプットの時間になりました。Zoomのブレイクアウトルームを用いて3人のグループになってもらいます、という説明がありました。この自己紹介や各種発表の場での驚きが、

参加者の誰もが簡潔に短文で終わらせる

ことでした。GWの真ん中の午後ということもあり極論すればこんな「中途半端」な時期に「ビジネス」「集客」「セミナー」に参加する層ということで自ずとビジネスを自ら手がけている方が多かったことも理由かもしれません。彼らは「時間」を原資に自らリスクを追ってビジネスを手掛けているからです。

格差の広がり

これだけ高い「オンライン・リテラシー」を備えた人々を前に、一方で「格差」の広がりも予想しました。つまり、未だに電話、長文メールやメッセージ、そして「まずは会いましょう」「まずは話しましょう」スタイルの人が多いのが現状です。自身の体験でいえば、テイクするだけの人。彼らは自ら発信、アウトプット、資金の拠出は決してしません。ただ、私の時間を使うだけ。そしてこう言うだけ。

とても素晴らしい!
とても勉強になりました!
参考にさせていただきます!

彼らは、いつまで経っても永遠の「参加者」なのです。実践者ではなく。

時間という資源

モノは明日には届き、食べたければ24時間手に入り、あらゆるものが満たされた社会では間違いなく「時間」が一番の資源になります。オンライン・リテラシーとは、時間のリテラシーだとも言えます。今日、一緒のグループになったどの方も端的な発言をされていました。自分が長く喋っていないか、気にかけるぐらいでした。もし将来なにかコラボレーションすることがあっても「時間」に対する価値観が合うのでやりやすそうだな、と感じました。

さて、そろそろこれぐらいで。
読み手の方の時間も、大切に。

(おわり)

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