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#トキ体験 を創る 2021.12.16

#トキ体験 とは「その時・その場でしか味わえない盛り上がりを楽しみたい」という欲求を満たす体験のことを表した言葉です。これまでトキ体験を構成する要素として、

・時間
・空間
・一体感
・距離感
・安心感
・平等感
・組織の人格
・個人の人格
・所属欲求
・自己超越欲求
・時間という言葉

について考察してきました。今回は「時空という言葉」について、考えてみます。

「時空」とは

これまで「時間」「空間」について様々な考察を重ねてきました。よく「時空を超えて」等の表現で用いられる、「時間」と「空間」をあわせた「時空」という言葉について調べてみました。多くは物理学としての解説がなされていて、検索補助の候補も「時空とは?わかりやすく」等と多くの人にとって難解であり現実的な理解が確立していない言葉でもあることがわかりました。

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空高く投げ上げたボールが弧を描いて地面に戻ってくるのは,地球が周囲の時空をゆがめているためで,それによってボールの軌跡が地面と再び交わるからだ

この「時空の歪み」というのは、物理学の分野に限らず「トキ体験=その時・その場でしか味わえない盛り上がりの体験」にも適用できるのではないか。

時は一方向に流れ、制御できない
間は範囲を定めて、制御できる

前回、「時」「間」それぞれの文字に込められた意味を改めて考察した際にも様々な発見がありました。

【時】自分の人生の時間(一方向の自分軸、主観)
【間】他人と共にする時間(他人の時間軸、客観)

この制御できないものに、人が範囲として「間」を与えることで実現する体験。これこそが「時空の歪み」の正体ではないか。人間の活動そのものが、時空に影響を与えることの連続ではないか。たとえば、

一体感に包まれた
あっという間だった

という体験は、ポジティブなものとして誰かに言いたくなります。しかし、

いつもと同じだった
時間がより長く感じた

という体験はネガティブに捉えられ「歪み」が生じていないのです。この現象を、人間の心理的な動きとして捉え再現性をもった理論の構築を行うという試みはまだ一般的ではないと考えています。だからこそ、この「トキ体験」の考察で何らかの”手がかり”をつかみ、今後も実体験の検証や論証をしていきたいと思います。

創り手の想いの「追体験」

人が感覚的に認知する「時空の歪み」。それを創り出す「創り手」側として以下が挙げられます。

・作家
・アーティスト
・イベント主催者
・プロデューサー
・エンターテイメント施設
・飲食店経営者
・会社経営者

それらの体験は、#ごきげんな場所 であるべきです。その場所(物理空間、オンラインとも)の提供を実現するためには、まず「創り手」の想いが必要です。その「想い」を伝えることができるのが、まさに「時空」の存在ではないでしょうか。

- 創り手の2次元または3次元の「アウトプット」が、トキ体験という「時空の歪み」を通じて被体験者に伝えることができる
- この「アウトプット」に「シンクロ」または「追体験」することで被体験者は創り手の「想い」を認知することができる

このように考えると、トキ体験は創り手の2次元または3次元の世界から「次元を上げる」ということにつながるとも言えるのはないでしょうか。間違いなく、その盛り上がり体験に包まれた時空は「別次元」になっている筈です。

「創り手」たち のトークイベント

オンライン/オフラインイベントの
・今年はどうだったのか?
・来年はどうなるのか?
・形態は?
・課題は?
・解決策は?

について、12/28 20:00〜「オンラインイベント」を行います。

【トークイベント】コミュニティ放送部#7 (2021/12/28 20:00〜)

「時空」の未来を一緒に考えましょう!

おわり

(次回 #トキ体験 を創る 2021.12.17)

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