#トキ体験 を創る 2021.12.03
#トキ体験 とは「その時・その場でしか味わえない盛り上がりを楽しみたい」という欲求を満たす体験のことを表した言葉です。トキ体験の構成要素である「コミュニケーション」については前回に考察してみました。
今回はトキ体験の要素としてイベントの「時間」長さ(尺)を考えます。
要素2−1.「時間」長さ(尺)
「オンライン」イベントの長さ(尺)
昨今の「オンラインイベント」の主催者が直面している課題として、参加率の向上や視聴維持(途中離脱の回避)などが挙げられます。
LogMeIn社の調査によると調査対象になったウェビナーの67%が、ウェビナーの所要時間を60分に設定しています。
また自身の過去200回近くのウェビナー・イベント配信の体験を通じ共通して見られた現象が、
「オクロック離脱」
です。つまり、毎時ジャストに離脱が起きる現象です。自分なりに考えた理由として、
・テレビ番組時代の習慣
・初等教育の授業時間
・家事、家族への対応
・別の会議への参加
などが考えられます。つまり「オンラインイベント」は、会場に足を運んで参加するオフラインイベントに比べて「競合」が多いのです。更に別のオンラインイベントと重なれば、まさに「チャンネル争い」になります。
このため「オンラインイベント」をご依頼いただく企業に対しては、
・平日の90分以上イベント
・土日の半日イベント
などは避けるようにアドバイスしています。ただし過去の(会場で行う)イベントにおいて参加率が高く主催者と参加者の「コミュニティ」としての関係性が高かったものや、年1回の「総会」的な性質のものはこの限りではありません。
「オフライン」イベントの長さ(尺)
会場に足を運ぶ場合は、数時間でも苦ではありませんでした。その会場への往復も許容できていました。それは空間(会場)には人間の「コミュニケーション」における「非言語(ノンバーバル)」情報(言語以外の「視覚」情報や「聴覚」情報)が多く存在していたからです。それが「オンラインイベント」では多く欠落している。これが「オンライン疲れ」などの精神的な障害を発生させています。
このような背景・要因から「オンラインイベント」における長さ(尺)の設計は、対象ターゲット(ビジネス、個人、家族構成、視聴するシチュエーションなど)を想定した「マーケティング」が必要になります。
#お土産は「楽しかった」
トキ体験を創ろうとする主催者は、参加者のことを第一に考えています。だから、持ち帰ってもらおうとするものは「楽しかった」という、お土産です。
主催者が考えるべきこと
・誰に伝えたいか?
・何を伝えたいか?
・「お土産」は何か?
「楽しかった」という体験が、共感を生み次につながります。逆にただ主催者が「自己満足」のために他人の時間を奪うようなイベントを行えば、その継続性や発展性は望めません。
「お土産」は「楽しかった」
を創る、マーケティングが必要です。
#つながりを創る人 の集い
オンライン/オフラインイベントの
・今年はどうだったのか?
・来年はどうなるのか?
・形態は?
・課題は?
・解決策は?
について、年末に「オンラインイベント」を行います。
#つながりを創る人 が集い、未来を語るイベントです。
「楽しかった」を持ち帰ってもらえるようにします。
ご一緒に、#つながりを創る人 になりませんか?
おわり
(次回 #トキ体験 を創る 2021.12.04 )