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「魂」を込めるしごと

見えないものと想像力

大きいプロジェクトが一段落し、改めて振り返ってみることにしました。ふと、見えないものに対する「コダワリ」について考えたとき頭のなかに「魂」という言葉が浮かんできました。

たましい 【魂・霊】
身体に宿って心の働きをつかさどるとされるもの。古来、肉体から独立したものと考えられた。

インターネット通販でボタンを押せば、その日のうちに生活用品が届いたり検索サイトで瞬時に結果が出る時代。そんな便利な生活に慣れ、我々は想像力が失われているのかもしれません。例えば「雷」の語源も「神鳴り」だったり「稲妻」は「稲」の「夫(昔は『つま』と読んだ)」から来ているそうです。

ちょうど稲が実る時期に雷が多いことから、古代では雷光が稲を実らせる霊力があると信じられてきました。現代では「つま」と読む漢字は「妻」なので、「稲妻」と表記されるようになったのです。

なんという想像力の豊かな時代だったのでしょう。万物に神が宿るという畏敬の念も、自然と一体となって生きてきた昔の人による想像力から来ているのだと思いました。

「仕事」と「しごと」

さて翻って現代、そしてもっと小さい単位で考える自分の「しごと」。漢字で書けば「仕事」ですが、ここは敢えてひらがなで書いてみます。理由は、自分の「しごと」はより「魂」を込めるものでありたいからです。単なる「仕事」ではなく、美術、建築、食などの職人さんの「しごと」に近いニュアンスです。自分はお客様と「一緒」に新しいことに挑戦し続け、向上していきたいと考えています。「仕える事」よりも、共に高め合う「しごと」がしたい、常にそう意識しています。

「共創」体験

今回の大きな「しごと」ではお客様から温かい気持ちで接していただき、とても良い経験をすることができました。途中、トラブルもありましたが一連のプロジェクトが終了したときには自分を含めお客様も大きな達成感に包まれていました。そして、社内の方々から多くのメールを頂きました。

スポットが当たるのは〇〇と〇〇(出演者の方々)で、それを支えるサポートも失敗を恐れては面白いものは作れないし、毎回、前回より際立たせる環境を作ってやらなければ。見る側も面白みがないと思うので、モノづくりは大変だなと改めて実感した次第です。
 
色々ご提案いただきながら、変更修正ありがとうございました。また、弊社のこと、業務内容のこと、よく調べていただきありがとうございます。次回につなげる1歩として、今後ともよろしくお願いします。

お客様の立場、いわば「社員」になったつもりで「しごと」しました。

今回は色々と困難もありましたが、最終的には我々も大きな成功体験を得ることができ、企業として、何かが変わろうとしているような、一つステップアップできたような実感があります。これは、私だけでなく、関わったメンバー、視聴してくれた社員、皆の共通認識だと思っています。

ビジネスとしての領域を超えた尽力をしていただいているのは、薄々感じていたので、その心意気を感じられることができ、清々しい気持ちになりました。仕事で、これほど感情が揺さぶられることは、最近はなかったので、とても貴重な経験となりました。また引き続きよろしくお願い致します。

「感情が揺さぶられる体験」をご提供できて、本当に良かったです。

今回のウェビナーにかけて下さっていた想いを感じました。○○とも当たり前が当たり前にできることって凄いことだね、と話していたんですが、私たちが気づけていない部分も、内容や機材など様々な工夫をされていたのだと思います。

動画編集からも愛が伝わってきました。会期中は必死で考える余裕もあまりなかったのですが、学びになる部分が大変多く、貴重な経験をさせて頂いたと感じております。

一緒にお仕事できて良かったです。

とても嬉しいお言葉、ありがとうございます。こちらこそ、です。

今回は、企画段階からトータルでプロデュースとサポートを行ったことで細部にまで「魂」を込めることができました。途中のトラブル克服も、今となっては良い体験でした。自分としては、より入念な準備を行いトラブルの発生自体を減らすべきであったと反省しています。プロとしては、恥ずかしいこともしました。一方で今回の「現場経験」が自分とお客様との「共通体験」となったことは、双方にとっても大きな「財産」であると考えています。結果的により「魂」を込める「しごと」ができ、それを喜んでもらえたと考えています。

「トキ」消費

自分が #ライブ配信の体験設計 を説明するときに、わかりやすく例えていることがあります。それは「外食」です。自分でも作ることができても、時間を買いたい、特別な場を祝いたい、など様々な理由で外食をすることがあります。そのときに必ず、こう尋ねることにしています。

皆さんは、どんなときその店に「行かなく」なりますか?

これがまさにライブ配信においても「体験設計」が重要であるということを説明するときに欠かせない要因です。つまり、

客は「良い体験」をした店を、リピートする

のです。味は良い、で続くお店もあるでしょう。実際、たびたび伺うのは「感じが悪いから行かなくなった」という答えです。客はいろいろな「期待」をもって店に入り、そして「体験」を買うのです。「食べるものを買う」のではなく「(お金を出す価値のある)体験を買う」のです。その時・その場で味わえる「盛り上がり」を楽しみたいのです。モノ消費から、コト消費へ。そして更には「トキ消費」へ。社会情勢を受け、トキ消費の重要性は高まっています。

はじめの一歩

今回のプロジェクトをお任せ頂いたお客様との関係は、まだ始まったばかり。はじめの一歩を踏み出したところです。どこまでも貪欲に、自分の「しごと」を磨いていきたい。そう考えています。お客様のひとりから頂いたメールは、こんな一文で締めくくられていました。それはまさに、自分がお客様に「体験価値」を感じ取って頂けたと思えたものでした。

昨日社内の反省会を行ったのですが、皆一様に達成感を感じておりました。ありがとうございました。引き続き何卒よろしくお願い致します。

今回、お客様をご紹介してくださった方へ御礼のメッセージも送りました。この「自己実現」への祝福が詰まった、短く、簡潔なメッセージが返ってきました。その十数文字に、全てが凝縮されていました。

新藤さんの想いが形になりましたね!

ライブ配信という物体では「見えない」ものにも「魂」を込めた「しごと」でお客様のご期待に応え、そして「形」にしていきます。

無限の可能性を秘めたライブ配信で、
無限の可能性を秘めたモノづくりを!

#ライブ配信サクセス

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