記憶は生きてきた痕跡
「記憶」というとどんなことを思い浮かべますか?
思い出とか知識などを思い浮かべる人が多いのではないかなと。
僕はそう思っていました。
脳のことを学んでいるんですが「記憶」という言葉が割と出てきます。
今回は「記憶」を知って色々と思ったことを書きました。
読んだ方の「記憶」に感化できたら嬉しいです。
思い出欠如
僕は自他ともに認める記憶力の悪さがあります。
両親の誕生日を覚えてなかったり、
高校の3泊4日の修学旅行の記憶は、移動の新幹線の記憶以外全くないし。
同級生の友人と昔話をしても覚えていないので、話が共有できず盛り上がれないので怒られますw
若年生の健忘症を疑われ病院を勧められるほどです。
記憶は見える
「記憶」ってどこか捉え所がなく形のないもののように思ってました。
脳神経科学の世界では、「記憶」は細胞分子の物質的な構造変化とされていて、映像ではないですが「記憶」を見ることができるんです!
記憶の種類
https://allabout.co.jp/gm/gc/445003/より参照
↑上の図は「記憶」の分類になります。
「記憶」は思い出のようなことだけじゃなく動作も「記憶」の一種であり、多くのことは「記憶」に分類されるんだと改めて知りました!
箸を扱う動作も、楽器の演奏も、最寄り駅までの道も、熱い物に触れて反射的に動くのもすべて「記憶」なんです。
存在とは
「記憶」のことを考えていると「記憶」は生きてきた痕跡、生きてきた証のように思えてきました。
当たり前ですが、
両親のことを両親と思っているのは「そう思ってる」で、「そう思ってる」はそう記憶しているからなんだよなと。
自分のことだって名前や年齢を認識しているも記憶。
記憶が無くなったら両親は知らない人=両親ではなくなっちゃう訳で。
記憶が無くなったら自分は自分をどう思うのか?
物理的に身体が存在していても記憶がなければ存在してるといえるのか?
何をもって存在というのか、、、?
考え方によっては、物理的に存在しなくても記憶があれば「存在」するとも言える気もしてきます。
記憶がない怖さ
ちょっとスピリチュアルな感じになってきましたがw、
記憶って不思議で面白くないですか?
ただ、そう思った反面すごく怖いなとも思いました。
これまで生きてきた思い出や、喜びや感動といった感情が無くなったり、両親や友人と会って「誰?」って言われたら悲しい、、、
今頃になって記憶(思い出)がない自分に危機感を覚えました。
認知症
記憶が無くなっていく認知症という病気があります。
65歳以上の7人に1人の確率で発症するというデータがあり、今後も増えると言われています。(参照元)
記憶が無くなるって他人事ではないんだなと。
記憶は強くできる
暗い展開になってますが、「記憶」の仕組みを知って良かったこともあります!
「記憶」の仕組みである脳の神経細胞は変化するそうです。
年を重ねても神経細胞は減りますが変化もするので「記憶」を強固にすることはできるそうです!
過去の記憶を振り返って思い返し、その時の感情も含めて想起することで神経細胞の結びつきは強くなるとのこと。
最近記憶に意識を向けていると、ふと記憶が蘇ったり昔の記憶に辿り着ける時があります!
今思うと僕が記憶が悪いのは良くも悪くも思考が浅く刹那的に生きてき過ぎたことが一因な気がしましたw
これから先は記憶の痕跡をしっかりと残し、生きた痕跡を残して生きたいなと思う次第です!
では、また〜
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