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U23ドーハカップ2023 U23UAE 対 U23ベトナム

2023年3月26日(土)
U23ドーハカップ(インドシナ時間0:30キックオフ)
インターネット中継観戦(ハイライト映像は当記事末尾に置きます)
U23UAE(えんじ)4(前半0-0、後半4-0)0 U23ベトナム(白)
主審:Mohamed Al Obaidli(カタール)
Al Ahli Stadium (Hamad bin Khalifa Stadium)

圧倒的な差を見せつけられたU23イラク戦から中2日での第2戦。

今回のドーハカップには、以下の10ヶ国のU23代表が出場。
フル代表のFIFAランキング、AFC内ランキング、Elo Ratingも載せておきます。

カタール(開催国、60位、6位、70位)
サウジアラビア(49位、5位、66位)
UAE(70位、8位、94位)
イラク(68位、7位、55位)
オマーン(75位、9位、62位)
クウェート(148位、27位、121位)
韓国(25位、3位、26位)
キルギスタン(94位、16位、146位)
ベトナム(96位、17位、106位)
タイ(111位、21位、107位)

FIFA、AFCは2022年12月22日、Eloは2023年3月27日時点

ちなみに日本は、20位、1位、17位。

このフル代表のランキングで見ると、今大会でベトナムが勝てそうな相手というのは、クウェート、キルギスタン、タイくらいかなという感じ。あとはいわゆる「格上」になる。

そんな中、U23ベトナムは、イラクとUAEと対戦できることになった。こんな幸運はない。

フィリップ・トルシエ監督は、ベトナムのフル代表、U23代表の監督を兼務。2026年のW杯本大会出場を目指す。2026W杯は、アジアの出場国枠が8.5に増える。現在のAFC内ランキングで見ると、7位のイラク、8位のUAEと対戦できるということは、8.5枠までの距離感を測る絶好の機会と言える。昨日今日の勝敗ではなく、今後の目標設定のために重要なゲーム。

FTP Playのインターネット中継、キックオフ前の解説は、VTVのようにユニフォーム色のシャツやネクタイをつけたりして盛り上げるわけでもなく、皆さん普段と変わらない服装。
GK①クアン・ヴァン・チュアンと、⑰ドゥック・ヴィエットのインタビューが盛んに流れるも、この後、この2人は今日の「スタメン」ではないことが判明する。

トルシエ監督は、スタメン、サブという言い方を好まないことで知られる。ゲームを始める選手、終わらせる選手というような言い方をする。それに、今回のドーハカップは、就任直後で、かつ5月のSEA Gamesに向けた戦力の見極めの大会なので、なおさら「スタメン、サブ」というような序列に馴染まない。

今日のゲームキャプテンは⑮フィン・コン・デン。久保建英選手と同じ2001年生まれ。身長は163㎝ながら、体幹の安定した選手。「僕は日本でサッカーができますか?」と訊かれたことがある。「チャンスはあるだろう」と答えたものの、さてどうやってチャンスを作ってあげられるか…。

対戦相手のU23UAEは、このドーハカップの第1節で、U23カタールに1-0で勝っている。得点に絡んだ⑲Eisa Khalfan、⑯Ahmed Fawziをはじめ、「ガタイがいい」というのが印象。

1分、ベトナム⑨ヴァン・チュオン、背中に飛びかかられる形になって倒れ込む。ヴァン・チュオンは劇団ひとりさんに似ている思っていたが、そう呼べるほどではないとも思っていたが、今日、鎌田大地選手を細くしたらこんな感じなんじゃないかと思ったので、今後は「細鎌田」と呼ぶことにする。

今日のベトナム、3バックの左に前回ゲームキャプテンながら前半で引っ込んだ⑫トゥアン・タイ。かわいい顔立ちなので、似たような外見のアイドルがいそうだが、今日もあえて呼び名はつけないでおく。
センターは②チャン・クアン・ティン、右は⑤ズイ・クオンすなわち「亮平似」。

2分、⑫トゥアン・タイ、ミドルシュートに寄せてブロック。自分の中途半端なパスで招いたピンチではあるものの、気持ちが入ったプレー。序盤とはいえ、今日は足を止めないで行こうという姿勢が見えますね。

6分、UAEが右CK、ベトナム⑤亮平似がクリア。亮平似は闘う選手だが、クエ・ゴック・ハイほどの闘将ぶりはまだ見られない。

8分、ベトナムLSH④ミン・チョンから⑩タイン・ニャンへのロングフィード。オフサイドになったが、目が覚めるようなパスで、「前のイラク戦でこんなロングパスあったかな?」と思わせるようなもの。それくらいイラク戦は停滞していた印象だし、逆に今日は積極的だなと感じさせる。

なお、④ミン・チョンについては、久保建英選手に似ている(と私は思う)ことから、ここからは「タケ風味」と呼ぶことにする。生まれ年も2001年で同じ現在21歳。

10分、どんなプレーだったか忘れたが、私のメモには「ここまで球際良い。闘う姿勢が見える」とある。

11分、ベトナム④タケ風味がGK①Rakan Waleedへのプレスでミスを誘い、CKを得る。ミスというか、GKが舐めプ失敗してダサい感じだった。
しかし残念ながらこの左CK、我らが⑦レー播戸ことレー・ヴァン・ドー、ミスキック。水を差すなよ。こういうところで嵩にかかって攻めるのが大事なんだから。高いレベルでの戦いになれば、こういう気の抜けたプレーが命取りになるわけで、逆を言えば、相手が気の抜けたプレーをしたときは容赦なくそこを突かなければならない。

13分、ベトナムのゴールを守る⑬ドアン・フイ・ホアン、迷いのない良い飛び出し。

14分、UAE左サイドで長いタテパスが通り、⑲Eisa Khalfanが抜け出してシュート、GKが押さえる。やはり迫力がある。体格や堂々とした態度からオーバーエイジを疑うが、2003年生まれで20歳になったばかりらしい。

16分、ベトナム⑨細鎌田、混戦の中でUAE㉓Zyed Sultanの明らかなハンドを主張するも流される。映像で見ると明らかに意図的に手で掻きだしているが、主審からは死角だったかもしれない。

18分、ベトナム、⑨細鎌田、⑦レー播戸が今日初めてのビッグチャンスを演出。シュートブロックに入ったUAEの選手の手に当たったようにも見えてベトナムの選手はハンドを主張。しかし映像を見ると明らかなハンドはなさそう。

19分、ベトナム⑭チャン・ヴァン・タンのミドルシュートはGK正面。

22分、ベトナム⑨細鎌田が倒され、ゲームキャプテンの⑮フィン・コン・デンがカードを主張するもカードは出ず。
なお、この選手名の発音は、最後が上がり声調になり、カタカナ表記するなら「フィン・コン・デン?」と疑問形のように聞こえる。トルシエさんはどちらかというと下がり声調(というか、声調を意識しない言語を話す外国人として自然な声調で、日本人が初見で「デン」という文字を読むのと同じアクセント)で呼ぶので、上がり声調をはっきり区別するベトナム人との間で「誰のこと?」という感じになることがある。

25分、UAE⑯Ahmed Fawziのミドルシュート。GKが押さえて冷静に時間を取る。シュートは迫力があり、ヒヤッとさせるもの。

28分、UAE、左からのクロス、⑧Sultan Aliがシュート。GK⑬フイ・ホアンが横っ飛びではじく。UAEの方がシュートの射程距離がベトナムより5mくらい長い感じ。
U㉗Yaser Hassanが傷んでプレー止まる。UAEが攻めている時間帯だったので、それが途切れてベトナムにとっては良かった。

31分、V⑩タイン・ニャンにイエロー。普段は推進力のあるFWの選手だが、今日は空回りしている感じ。

32分、V⑮フィン・コン・デン、空中戦で背中から落ちる。プレーが止まる。背中の痛みより息ができない方がツラかったのではないかと想像。背中にコールドスプレーたくさんかけていたが。

37分、UAE⑯Ahmed Fawzi、ポストプレーから前を向いてシュート。ディフレクションになりヒヤッとさせられたが、逆にGK正面になった。

39分、V⑭ヴァン・タン、右足が攣ったか。トルシエ監督がベンチで交代のジェスチャー。フィジカルフィットネスコーチのセドリックが動く。

42分、V⑭ヴァン・タンOUT、⑰ドゥック・ヴィエットIN。ゲーム中継開始前のFPT Playの映像でインタービューが何度か流されていたので、前半から出てきてよかったねという感じ。

44分、UAEがほぼ右CKと同じ位置からのFK。

ここでこのゲームでの一番の場面が生まれる。ゴール前で⑤亮平似ことズイ・クオンが、おそらく「足を止めるな」という意味合いの声を出し、ぴょんぴょんと飛び跳ねる。他の選手もそれに倣って飛び跳ねて、ボールウォッチャーにならないよう集中しようとしていた。

前のゲーム(U23イラク戦)の後半、ベトナムのDF陣は、ボックス内で足が止まって相手選手の「ダンス」を許し、人数は足りているのに失点した場面が2回あった。チーム内にそのことへの反省が共通認識としてあり、対策として足が止まりそうな場面で集中し直すために声を掛け合うことになっていたのだろう。小さいこと、基礎的すぎることではあるが、少しずつでも改善するプロセスを進んでいる。

アディショナルタイムは3分。

+1分、UAE左からクロス。⑯Ahmed Fawziワンタッチで折り返し、⑩Abudulaziz Al Blooshiへ。シュート打てず⑯へ。⑯のシュートはサイドネット外側。

Vリーグを見ていると、ベトナムの若いチームはアディショナルタイムに弱い印象がある。力は圧倒的にUAEの方が上だが、前半をゼロに抑えられるか。

+2分、UAEが波状攻撃。ベトナムがクリアしたボールはすべて拾われてしまう。それでもベトナムは集中切らさず、足を止めることなく守り切った。前節のイラク戦では前半終了間際にPKで失点しているので、格上相手に前半を守り切ったのは前進と言える。

後半立ち上がり46分、ベトナム⑩タイン・ニャン、UAE⑧Sultan Aliに足裏を見せて飛び蹴りするような形になりファール。イエローが出てもおかしくないプレーで、主審も一瞬、カードに手をやるそぶりを見せながら現場に急行。2枚のイエローかと思われた。

ここからは私の想像。主審、イエローを出そうとしてタイン・ニャンの胸の番号を確認、カードを出すと2枚目になることから注意で済ませようと温情判定にしたのだろう。

現場で揉めているとUAEの選手からもカードを要求されてしまうことを察知したと思しき⑨細鎌田ことヴァン・チュオンがタイン・ニャンに現場から離れるよう指示。しまいには「いいからお前は離れていろ」とタイン・ニャンを押して現場から引き離す。

結局、⑨細鎌田の「離れていろ」作戦と、主審の「親善試合で2枚目のイエローというのも…」とか「ベトナムは前のゲームで2人退場になってるんだよな…」とかいう微妙な心理からか、主審はタイン・ニャンを改めて呼ぶも厳重注意のみ。UAEの選手も執拗にカード要求することもなく終わった。⑨細鎌田のファインプレーだと思う。

48分、ベトナム⑨細鎌田が左からクロス。ボックス内で㉑ニャット・ナムが折り返すも中央⑩タイン・ニャンには合わず。残念。

50分、UAE右からクロス、㉗Yasar Hassanのヘディングシュートが決まる。RCB⑤亮平似とRSH㉑ニャット・ナムの間に入られてしまった。

51分、ベトナム左サイド、⑦レー播戸から⑨細鎌田へのパス、ファールの判定。オフサイドには見えなかったが…。

52分、今日も Việt Nam Cố Lên(ベトナム頑張れ)の声援が響く。

59分、UAE、得点した㉗Yasar HassanがOUT、㉑Fahad BarderがIN。

第1節のU23イラク戦では、前半からベトナムの選手が球際でいちいち負けているのが気になった。そして、前半44分に決壊してPKを与えて失点した。
それと比べて、今日は前半からプレーの強度を高く保って、闘う姿勢が見えた印象があった。だからこそ、今日は前半を無失点でしのげた。
ところが、後半に入ってしばらくしたら、プレー強度が下がってしまったように見える。失点したショックもあるのだろうか。最小得点差にとどめておくためには、強度を保っていなければならない。

60分、UAE⑲Eisa Khalfan、左サイド抜け出してクロス、⑩Abudulazis Al Blooshiがシュートミス、こぼれ球をシュートした⑯Ahmed Fawziもミス。決定機だった。

62分、UAE⑲Eisa Khalfan、ボックス内中央で左足を振り抜くも宇宙開発。

UAEの波状攻撃が続く。ベトナムベンチからはアシスタントコーチのMoulayの Fight! Fight! の声が何度も響く。

64分、UAE左サイドからクロス、GK⑬ドアン・フイ・ホアンがハイボールをクリア、UAEの㉔Atiq Esamの前に転がりシュートを浴びるも再びセーブ。UAEのCKに。

なお、ベトナム人の名字でドアンというのは珍しくなく、フル代表にはドアン・ヴァン・ハウという人気選手がいる。綴りは Đoàn と、ベトナム語特有の Đ という文字を使うのだが、国際映像などでは英字表記で Doan となるので、堂安律選手と同じ苗字のように見えることが話題になったことがある。

ちなみに、最近、日本ではベトナム人をまとめて蔑んで「グエン」と呼ぶ向きもあるやに見えるが、今日のラインナップ11人ではグエン姓は2人だけ。もちろん、ベトナムではグエン姓が多いのは事実で、代表のメンバーも11人中5、6人がグエン姓ということが少なくない。しかし、だからこそサッカー選手はミドルネーム+ファーストネームで呼ぶことが多く、いわゆるファミリーネームだけで呼ぶことはない。つまり、「グエンからグエンへのパス」というような実況はあり得ない。名字を主な呼び名にする日本の文化とはまったく違う(ベトナムプロフェッショナルフットボールリーグ社(VPF社)のウェブサイトには、Last Nameとしていわゆるギブンネームを表示されている選手も多いので困惑する。単に誤っているだけなのだが、どこを調べれば正しい呼称がわかるのかが不明という外国人ファン泣かせのところがある)。

64分、UAEの左CK、ファーに上がったボールを折り返し、④キャプテンマークをつけたAhmed Mohamoudがボックスの外から右足で巻いてシュート、ゴール右隅に決まって2点目。

このプレーで横っ飛びしたGK⑬ドアン・フイ・ホアン、ゴールポストに頭をぶつけ、カートが2台出る。⑫トゥアン・タイがベンチに向かって交代のジェスチャーを送る。フイ・ホアンは担架に横たわったままカートに乗せられてピッチを去った。頭を打っているので動かさないようにということだろう。①クアン・ヴァン・チュアンが急遽準備してIN。ヴァン・チュアンは俳優の東出昌大さんにうっすら似ている(と私は思う)ので、「東出似」と呼ぶことにする。

プレー再開した70分、ベトナムは㉑ニャット・ナムと⑩タイン・ニャンがOUT、⑪ヴァン・カン、⑲がIN。国際映像ではUAEの選手が交代したことになっている。それがFIFAランキング70位 対 96位のU23の親善試合の中継のレベル。

71分、ベトナム、入ったばかりの⑪ヴァン・カン、中央でドリブルから左に展開。④タケ風味ことミン・チョンがふわりとしたクロスを上げて、ボックス内に走り込んだヴァン・カンが左斜め後ろからくるボールをそのまま左足でボレー。わずかにバーの上。フレッシュな選手による鮮烈なプレー。決まっていればチームに勢いを与えただろう。

72分、UAE⑲Eisa Khalfan、中央をドリブルで駆け上がってミドル、GK①東出似の正面。

74分、ベトナム、左からのFK、⑦レー播戸が⑤亮平似に合わせようとしたが合わず、右に流れたボールを⑨細鎌田がトラップミス。それでも⑮フィン・コン・デンが拾ってクロス、⑤亮平似が競り合うも届かず。さらにこぼれたボールは⑦レー播戸の前に来るが、焦ったか力が入りすぎた感じで左足シュートミス。残念。

75分、UAE⑯、⑲OUT、⑦、⑱IN。推進力のある2人を下げる余裕ぶり。

79分、ベトナム左から④タケ風味がクロス、⑨細鎌田のヘディングシュートはGKが押さえる。

81分、ベトナム⑫トゥアン・タイ、余裕をもってしたバックパスが相手への絶妙なタテパスになってピンチを招く。②チャン・クアン・ティンのシュートブロックで事なきを得るも、CKを与えることになり、何してくれてんだよ的な感じ。こういう緩んだプレーの後が危ない。

案の定、UAEの右CK、左足で放たれたボールに⑫Mohammed Yousefが頭で合わせてゴール、3点目。緩んだプレーの後のセットプレーは締め直さなければならない典型。前半11分にベトナム側にも同じようなチャンスがあった。相手の気の抜けたプレー、緩んだプレーの後、無慈悲に突けるかどうかが差として現れる。

こういうことは、ゲーム全体の流れを見ていないとわかならない。昨今の「タイムパフォーマンス」至上、倍速視聴、誰かがダイジェストしたものを見るだけではわからない部分。フットボールはフィジカルなもので、フィジカルに時間がかかるもの。集中して時間を濃密にすることはできても、経験を凝縮することはできない。その意味では、ドッグイヤー的に発展することがない領域が残るもの。地道に積み重ねていくことが肝要。

ベトナムでは、Đi tắt đón đầuという言葉がよく使われる。いわゆる「リープフロッグ」のことで、先進国が経験してきた段階的進化の過程をなぞるのではなく、革新的な技術の導入などによって一足跳びに最先端にたどり着くことを指す。途上国でよく使われる言葉だが、ベトナムのフットボールの世界でも、この発想をベースに何かを試みたクラブがあった。最近の大きな誤りの例だと思う。

86分、UAE㉓、㉔OUT、③、⑭IN。ベトナムは⑮フィン・コン・デン、④タケ風味ことミン・チョンがOUT、⑯ゴー・シー・チン、⑱ハー・ヴァン・フオンがIN。キャプテンマークは⑫トゥアン・タイへ。でもトゥアン・タイ君、さっきの3失点目は、表面上はCKからの失点だけど、もとはと言えば君の不用意なバックパスのミスから始まったことだからね。そこんとこ、よろしく。

89分、UAE、左CK。ショートコーナー失敗、ゴールキックに。

アディショナルタイムは6分。

90分、UAE、ハーフウェーをまたぐオフサイド。U⑦が遅延行為でイエロー。

+3分、UAE③が左サイドでロングフィード、㉑がベトナムCB②クアン・ティンと互角の競り合いになる。②クアン・ティン、軽いプレーでボックス内への侵入を許しシュートされる。GK①ヴァン・チュアンがはじいたボールはクロスバーに当たり、そこへ走り込んだUAE⑦がゴール。4点目。実況のアナウンサーが 「コンヴァーーーーーーオ」(không vào =入っていない、ノーゴール)と叫ぶ「ヴァ」と「オ」の間の音引きの間に決められていた。叫ぶのが早すぎる。

ボックス内には4人のベトナムのフィールドプレイヤーとGK、2人のUAEの選手がいる状態。GKがはじいた瞬間に、⑫トゥアン・タイと⑱ヴァン・フオンがボールウォッチして足が止まってしまったのが残念。

タイムアップ。トルシエ監督、ドーハカップは連敗で暫定10位(最下位)で、次は順位決定戦へ。前節に比べて前半は良かったと思う。後半はプレーの強度が落ちた。球際のデュエルだけでなく、走力も落ちていると思う。

ゴールポストに頭を打ったGK⑬フイ・ホアンが心配。

本日は以上。