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星のごちそうタマゴ

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おもてなし上手の寿司屋の大将。わがままな客の無理難題な注文にもお得意のアイデアでうならせる。ある日、自分にしか見えない不思議な客と出会い、そこから新しい挑戦の食べ物語が始まる。
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#卵

【物語】星のごちそうタマゴ #13 準備

 眼下に広がるのは、宇宙に浮かぶ地球だった。しかも、すぐそこにある。ヤシス星は、本当に地…

【物語】星のごちそうタマゴ #12 地球観察

 オヤッサンの店は連日、異星人たちで繁盛していた。すでにたくさんのヤシス星のお客さんが常…

【物語】星のごちそうタマゴ #11 試験

「お、お客様!まだ開店前です!無茶を言わないでください!どうかお引き取りください!」  …

【物語】星のごちそうタマゴ #8 試食

 戻ってきた大きな異星人は、片手に食材らしきものが盛られたバスケット、もう片方の手にはア…

【物語】星のごちそうタマゴ #7 おもてなし

「へいらっしゃい!」  大きな異星人が声をかけてきた。しかも、言葉とは裏腹に無表情である…

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【物語】星のごちそうタマゴ #6 ヤシス星

 オヤッサンと娘は、イセイジンに案内されるまま、後をついて歩いていた。  ヤシス星は草、…

【物語】星のごちそうタマゴ #5 経緯

 「まず、このヤシス星ですが、実は地球のすぐそばに存在しています。おそらく一番近い星でしょう。しかしながら、この星を地球上から観測することはできません。この星は外見上は非常に小さく暗いですし、星自体が電磁波を阻害する電磁波を発していたりと、少々複雑な仕組みになっているのです。これ以上は説明しても理解できないと思いますので端折ります。私達ヤシス星の者は、はるか昔から地球の事を知っていますし、今も観察をし続けています。そして、私達のヤシス星には、たくさんの”お客様”が立ち寄ります

【物語】星のごちそうタマゴ #4 異星

「オヤッサマ、この度はご契約ありがとうございます。」  目を覚ますと、見たこともない姿の…

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【物語】星のごちそうタマゴ #3 連絡

 どういうことだ?さっぱりわからん。私は間違いなく、あの奇妙な客から注文を受けてタコの卵…

【物語】星のごちそうタマゴ #2 刺客

「足のついた骨を、下の白い物無しで」 「・・・ぁぃよ・・・」  無意識に天井を見上げる大将…

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【物語】星のごちそうタマゴ #1 プロローグ

「大将!タマゴちょうだい」 「鳥と魚とどっちにしやす?」 「両方だね」 「あいよ」  大将は…

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