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星のごちそうタマゴ

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おもてなし上手の寿司屋の大将。わがままな客の無理難題な注文にもお得意のアイデアでうならせる。ある日、自分にしか見えない不思議な客と出会い、そこから新しい挑戦の食べ物語が始まる。
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#小説

【物語】星のごちそうタマゴ #12 地球観察

 オヤッサンの店は連日、異星人たちで繁盛していた。すでにたくさんのヤシス星のお客さんが常…

【物語】星のごちそうタマゴ #11 試験

「お、お客様!まだ開店前です!無茶を言わないでください!どうかお引き取りください!」  …

【物語】星のごちそうタマゴ #10 試作

 オヤッサン達は、昨日”おもてなし”を受けた店に来ていた。厨房は広く、見たことのない調理…

【物語】星のごちそうタマゴ #9 狩り

 翌朝、イセイジンに誘われ狩りに出かけることになった。狩りをする場所と聞くと山の中のイメ…

【物語】星のごちそうタマゴ #8 試食

 戻ってきた大きな異星人は、片手に食材らしきものが盛られたバスケット、もう片方の手にはア…

【物語】星のごちそうタマゴ #7 おもてなし

「へいらっしゃい!」  大きな異星人が声をかけてきた。しかも、言葉とは裏腹に無表情である…

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【物語】星のごちそうタマゴ #6 ヤシス星

 オヤッサンと娘は、イセイジンに案内されるまま、後をついて歩いていた。  ヤシス星は草、花、木など、どこを見渡しても自然の景色が続く。それらはよく見ると、見たことのない珍しい葉や実をつけている。やはり異星なんだなと思った。それに不思議と人工物が見当たらない。川など水辺も今のところ無いようだ。そう言えば、動物の気配も無い。はたして、こんな星で料理ができるのだろうか・・・そんな事を思いながら歩いていると、行き止まりのような場所にたどり着いた。イセイジンが突き当たりの岩に手をかざす

【物語】星のごちそうタマゴ #5 経緯

 「まず、このヤシス星ですが、実は地球のすぐそばに存在しています。おそらく一番近い星でし…

【物語】星のごちそうタマゴ #4 異星

「オヤッサマ、この度はご契約ありがとうございます。」  目を覚ますと、見たこともない姿の…

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【物語】星のごちそうタマゴ #3 連絡

 どういうことだ?さっぱりわからん。私は間違いなく、あの奇妙な客から注文を受けてタコの卵…

【物語】星のごちそうタマゴ #2 刺客

「足のついた骨を、下の白い物無しで」 「・・・ぁぃよ・・・」  無意識に天井を見上げる大将…

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【物語】星のごちそうタマゴ #1 プロローグ

「大将!タマゴちょうだい」 「鳥と魚とどっちにしやす?」 「両方だね」 「あいよ」  大将は…

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