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部下のやる気をなくすパワハラ上司の言葉
パワハラをする人間は、相手の気持ちを考えず、様々な言葉を使って部下を精神的に追い詰めます。
また、そのような上司の言葉によってやる気が喪失したり、仕事が嫌になったりして退職してしまう人もいるため、パワハラ上司は非常にたちの悪い人間だと言えます。
今回は、部下のやる気をなくすパワハラ上司の言葉をまとめてご紹介します。
部下のやる気を削ぐパワハラ上司の言葉
パワハラをする上司は、部下に対しては何を言ってもいいと考えていることが多く、相手を傷つける言葉を平気で使います。
また、そのような事を日常的にされた部下は仕事に対するモチベーションがなくなるだけでなく、場合によっては会社に行くのが嫌になってしまいます。
そうやって部下のやる気を削ぐパワハラ上司の言葉の例としては「使えない奴だな」「そんな事も分からないのか!」などが挙げられます。
ここでは、部下のやる気をなくすパワハラ上司の言葉を具体的に解説します。
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「使えない奴だな」
まず、部下のやる気をなくすパワハラ上司の典型的なセリフが「使えない奴だな」です。
部下がミスをしたり思ったような成果が出せなかった場合に「お前は使えない奴だな」「全然ダメじゃん」などと言って部下を責め立てます。
また、ミスをしたわけではなく、ただ上司の思い通りに動かなかった場合にもこの手の言葉が使われるため、部下はとても理不尽な思いをすることになります。
「そんな事も分からないのか!」
「そんな事も分からないのか!」も、部下のやる気をなくすパワハラ上司の言葉の一つです。
この言葉を使うパワハラ上司は、知らない事や分からない事がある部下に対してこの言葉を使ってマウントを取ったり、相手を非常識扱いします。
はっきり言いますが、部下を指導する際に「そんな事も分からないのか!」といった言葉で人格否定する必要は全くありませんし、わざわざそんな事を言うのはただ相手を貶すだけのパワハラです。
「いや」「だから」「でもさ」
部下の発言に対して、「いや」「だから」「でもさ」といったように、とにかく否定から入るのもパワハラ上司にはよくある事です。
部下は何を言っても必ず否定されるため、仕事に対するモチベーションは失われますし、余計な発言を一切しないようになってしまいます。
また、否定ばかりされるため自信を喪失し、最終的には無気力な人間になってしまう可能性があります。
「なんで?」「どうして?」
「なんで?」「どうして?」といった言葉を頻繁に使い、部下を追い詰めようとするのも部下のやる気をなくすパワハラ上司の言動の一つです。
これをやっている上司は「なぜなぜ分析」をしているつもりかもしれませんが、そもそもなぜなぜ分析は組織や仕組みに対して行うものであり、人に対して行うものではありません。
特定の人間に対してひたすら「なぜ?」「どうして?」と詰め寄るのは、ただの精神攻撃でありパワハラです。
最後に
今回は、部下のやる気を喪失させるパワハラ上司の言葉について解説しました。
パワハラをする上司は、部下に対しては何をしてもいい、何を言ってもいいと思い込んでいるケースが多く、平気で暴言を吐きます。
また、相手を貶しマウントを取るような事を言ったり、相手の言動を否定するような言葉を使ったりと、部下のモチベーションが下がる事ばかりするため、非常に悪質な人間だと言えます。
はっきり言って、人を馬鹿にしたりやる気をなくさせたりする言葉を平気で使うパワハラ上司はまともではありません。
そんな人間の相手をしても時間の無駄ですし、余計なストレスが溜まり続けるだけなので、異動や転職といった手段で出来るだけ早く離れる事をお勧めします。