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「仕事の報酬は仕事」を悪用し、社畜を育成するブラック企業に要注意!

「仕事の報酬は仕事」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?

この言葉は元々「目の前の仕事をしっかり頑張れば次の良い仕事に繋がる」といった意味合いで使われる言葉です。

この言葉自体は悪いものではありませんし、自分自身の心がけとして使うなら全く問題はありません。

しかし、中にはこの言葉を悪用し、社員を都合よく利用しようとする経営者も存在します。

今回は、「仕事の報酬は仕事」を悪用するブラック企業に要注意!真に受けているといつの間にか社畜にされてしまうことについて解説します。


「仕事の報酬は仕事」という言葉で社畜を育成するブラック企業の手口

ブラック企業は、「仕事の報酬は仕事」という言葉を悪用し、社員を自分達にとって都合の良い社畜にしようとする場合があります。

例えば、この言葉を正当な報酬を支払わない言い訳に使用したり、劣悪な労働環境を誤魔化す為に使う場合がそれに当たります。

ここでは、この言葉を悪用するブラック企業の手口について具体的に解説します。


正当な報酬を支払わない言い訳に使っている

よくあるのが、「仕事の報酬は仕事だ!」と言って正当な報酬を支払わないケースです。

この手の会社は、大きな成果を出した社員の給料や賞与の金額を増やさず、「頑張れば次に繋がる」「成果を出していればやりたい仕事ができるようになるぞ」と言って誤魔化そうとします。

要は、「やりがい搾取」をされている状態です。

また、このような会社では、その肝心な「次」や「やりたい仕事」は永遠に来ない場合が多いです。

このように、ブラック企業の「仕事の報酬は仕事」を真に受けてしまうと社畜にされてしまうので要注意です。


劣悪な労働環境を誤魔化している

正当な報酬を支払わない言い訳にしているのと同様に、劣悪な環境を誤魔化す為にこの言葉を悪用するのもブラック企業の手口です。

どう考えてもおかしな納期やノルマを設定しておきながら、「今苦労しておけばワンランク上の社会人になれる」などと言います。

しかし、あまりにも過酷な環境で働き続けると心身共に疲弊していきますし、場合によっては病気になってしまうかもしれません。

大量に仕事を押し付ける為に利用している

「仕事の報酬は仕事だ」と言い、次々に新しい仕事を押し付けようとするブラック企業も存在します。

そんな会社では「仕事が増えるのは出来る人間である証拠だ」「新しい仕事を任されるのは名誉な事だ」といった価値観が蔓延しています。

はっきり言いますが、これもただのやりがい搾取です。

仕事が増えてもその分給料が増えるならいいですが、ブラック企業ではそんな事は起こりません。

ただ延々と仕事が増え続け、余裕が無くなっていくだけです。

このように、大量に仕事を押し付ける為の口実として「仕事の報酬は仕事」という言葉を悪用し、社畜を育成しようとするのでブラック企業には要注意です。


最後に

今回は、「仕事の報酬は仕事」という言葉を悪用して社畜を育成しようとするブラック企業に注意するべきであることについて解説しました。

この言葉自体は悪い言葉ではありませんし、自分自身の心がけとして使う分には問題ありません。

しかし、正当な報酬を社員に支払わない言い訳に使用したり、劣悪な環境を誤魔化す為にこの言葉を悪用するブラック企業には気を付けるべきです。

いつの間にか、おかしな状況に疑問を持たない社畜にされてしまうかもしれません。

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