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中小企業診断士 第一次試験合格までの道のり
2019年度 第一次試験
診断士を本気で目指そうと動き出したのは、結婚して間もない、2018年の秋が深まる時期でした。
何をどう始めたらよいか考える時間ももったいないと思い、お金にものを言わせて、資格の学校 TACに通うことにしました。
ただ、スタートが少し遅くて要領の悪さも手伝って、タイトな講義スケジュールに予習復習が間に合わず、講義内容の大半がチンプンカンプン。
気づくと眠気と戦っているだけになっていました。
唯一自信のあった財務会計は、逆に楽勝でつまらなくて睡魔に襲わる始末。
無理に通学をしても得るものは少ない。
そう考えて、途中からはWEB通信講座にシフト。
マイペースに勉強を進めるスタイルに変えました。
通学は1年でのストレート合格を目指すハードコースでしたが、マイペースでは到底7科目全てをカバーすることはできません。
4科目が限界でした。
一次試験はその4科目全てに合格。
僕にしてはよくやった方だと思います。
2020年度 第一次試験
2019年度に4科目合格して、残りは3科目。
正直余裕だろうと高をくくりました。
しかし、よい経験になるだろうと安請け合いした会社の組合執行委員の仕事が僕の歯車を狂わていきます。
執行委員になって間もない頃、ふと診断士養成課程のことが気になり始めました。
そして、色々調べていく内に、二次試験合格でなく養成課程修了から診断士になりたい気持ちに傾きました。
養成課程の方がより体系的な経営知識や実践的なスキル、幅広いネットワークが得られると思ったからです。
ただ、養成課程は平日夜や休日に演習があり、診断実習になると平日も休日も昼も夜も対応することになります。
もちろん欠席は許されません。
そうなるとネックになるのが、組合活動。
こちらも平日夜や休日に活動をします。
執行委員は少人数なため、基本的に代役を立てられません。
執行委員の任期は2年。
2020年9月から2021年8月までは養成課程を受講することができないのです。
絶望しました。
しかし、執行委員の仕事で学ぶことも多いから、前向きに診断士の方は後回しにすることにしました。
一次試験は2科目だけ受け、1科目だけ合格。
言い訳をすると、組合活動と妻の妊娠で色々と忙しかったのです。
ただ、油断もありました。
2021年度 第一次試験
勝負の年、残り2科目。
ここで一次試験を突破できなければ、2019年度に合格した4科目を受けなおすことになるのです。
執行委員の任期がこの年の8月に終わるので、養成課程受講の最大の障壁はなくなります。
しかし、またもスムーズには事が運ばない。
ぼくの部署でどんどん人が減っていき、人員補充がなく、業務量が激増。
また、とても嬉しいことですが、息子のジョージが生まれててんやわんや。
なかなか勉強に集中できない日々でした。
それでもさすがに2科目だけだったので、無事に両方合格しました。
振り返り
一次試験に費やしたのは3年くらいでしょうか。
とても長かった。
一発合格する人たちはきっと化け物です。
僕の一年目はTACを利用。
後はその時使ったTAC教材をメインに独学で勉強してきました。
最初にTACで出題傾向や解法のコツなどを知れたのはよかったと思います。
一次試験を突破して、どれだけスキルアップできたのか。
仕事の中で理解度が高まり、視野が広がった気はします。
しかし、パフォーマンス向上にまではそれほど繋がっていないのが正直なところです。
まだ第一関門を突破しただけということでしょう。