独学で中小企業診断士合格〜暗記カード活用法〜
こんにちは!中小企業診断士のカズユキ です。
今回は私の暗記カード活用法をお伝えしていこうと思います。
といっても昔の英単語を覚えるようなリアル暗記カードではありません。
最近はアプリで暗記カードがあります。
暗記カードを活用することでスキマ時間に効率よく勉強できるので、おすすめの活用法とともにお伝えしていきます。
おすすめの暗記カード
暗記カードアプリで私のおすすめは「単語帳メーカー」です。
写真の載せておきますので参考にしてください。
文字だけでなくて写真も入れることができるので、いちいち文字を入力しなくても覚えたい内容を撮影して貼り付けるだけでOKです。
表面の例
裏面の例(文字だけでなく写真も入れることができるので便利です)
写真だけにするととどうしても収まりが悪かったり、必要な情報を全て入れることが出来なかったりすることもあります。
そんな時はOCR処理して文字入力すれば、そのまま貼り付けることもできます。
OCRというのは経営情報システムでも登場しますが、
Optical Character Recognition/Reader
光学的文字認識
というものです。
手書きや印刷された文字を、イメージスキャナやデジタルカメラによって読みとり、 コンピュータが利用できるデジタルの文字コードに変換する技術です。
スマホの無理アプリがありますので、利用すればとても便利です。
さすがに手書き文字の認識は難しいですが、ワードやエクセル、書籍やテキスト等の印刷された文字は十分認識してくれます。
読み取った後は一度チェックして下さい。たまに認識が間違っているところもあります。
しかし手入力に比べるとはるかに効率が良いです。
私が使っていたのは、「OCR」というそのままの名前のアプリです。
こんなアプリです。
これを起動して「カメラ起動」で写真を撮るか「画像を選ぶ」で過去の写真から読み取るか選ぶことができます。
写真を撮影します。
「写真を使用」を選ぶことで読み込みます。一部文字認識が間違えていることがあります。
これは自分で修正する必要があります。
あとはコピー&ペーストで暗記カードに入力していきます。
読み取った文字をコピーして貼り付ければ完成です。
ほんと便利な世の中になりましたね。
では、ここからは実際に私が暗記カードをどのように使っていたかを説明します。
一次試験対策の活用
一次試験では最初試験範囲の広さに驚きました。
最初は企業経営理論から楽しく勉強していたのですが、なかなか1つの科目が終わらないことにだんだんと恐怖を感じました。
まあ最初に1番ボリュームがある企業経営理論からスタートしたので余計に感じたかもしれません。
「科目が7つあってそれぞれがかなりのボリュームでどうやって覚えていけばいいのか」と半泣きになりながら勉強していました。
中小企業診断士の場合、あまり1つのテーマを掘り下げて勉強せずに次々と進むのが良いのですが、最初は理解できていない箇所は何回も読み返したり聞き返したりしていましたので余計に時間がかかりました。
それだけ掘り下げて勉強したのに過去問を目にすると、ちょっとひねられて引っかかったり、テキストには載っていなかったテーマから出題されたりと散々でした。
テキストは早く進みたいけど、理解できずに進むのは後ろ髪を引っ張られる思いがするのでどうしようかなと感じていました。
そこで考えたのが「スキマ時間に暗記カードで覚える」という作戦でした。
つまりテキストは先を進みながら、理解ができなかったテーマを暗記カードで復習するという勉強方法にしてみました。
するとテキストの進むペースが少し上がりました。
まあこの頃からは、「とりあえず一周することを目指そう」と勉強の仕方も少しずつわかってきたというのもあります。
暗記カードの良いところは答えが見えない状態で考えることです。
テキストを眺めているだけだと答えが載っているため、いざ問題をやってみると忘れてしまっていることが多いです。
暗記カードから出された質問を何とか答えようと頑張りました。
例えば、
(表面)
「スキミングプライス政策の別名、メリット2つは?」
(裏面)
初期高価格政策
①当初から確実な利益が見込める
②新製品の開発費の早期回収が可能
といった感じです。
また過去問などを解こうとするとどうしてもまとまった時間が必要になります。
問題集をしたいけれどもそこまでの時間がないときには暗記カードで簡単に知識クイズをすることができます。
私は一次試験に関してはある程度テキストで学習した後は、ひたすら過去問を中心に勉強することをお勧めしています。
しかし、ずっと同じ勉強方法だと飽きてきてしまいます。
そういったときに暗記カードをすることで変化をつけるとよいです。
二次試験対策の活用
二次試験でも 暗記カードを活用していました。
どういった活用をしていたかというと、一次試験のように必要な知識の定着をすることも行っていましたが、もっと大事にしていた勉強方法があります。
それが、
「あるあるトレーニング」です
!?
なにそれ
って感じだと思います。
解説していきます。
この「あるあるトレーニング」は二次試験の設問に対して、どのような回答が考えられるか想像することで回答の幅が広がります。
設問に対してどういった回答が考えられるかを訓練します。
いわゆる「あるある」を想像するトレーニングです。
具体的にはスマホアプリの暗記カードを使用して、オモテ面には問題を、ウラ面には回答を入れます。
問題を見ただけで回答を思いつくようになるので、応用力が身に付きます。
具体例を下記に示していきます。
(例)
【オモテ面】
第1問(配点40点)
業績が好調であったA社の3代目社長の時代に進められた
事業展開について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
当初立ちげた一般印刷事業などの事業展開に
よってA社は成長を遂げることができた。
その要因として、どのようなことが考えられるか。
100字以内で述べよ。
【ウラ面】
●A社の強みや取り組み内容
① 社員教育の実施、人材力の強化、研修の実施
② 企画力やデザイン力の強化·向上
③ 印刷精度の向上、高度な印刷技術
④ 独自の技術開発
⑤ 他社に先駆けたオフセット印刷機の導入
⑥ 一貫生産体制の保有
●事業を成長させた戦略
① 他社と差別化
② 美術印刷(新規)事業に参入
③ 学校アルバム(既存)事業を拡大
回答のバリエーションは「不揃いな合格答案」を参考にしました。
もちろんこれ以外にも暗記カードを活用して、
【オモテ面】
情報システム系の問題の模範解答
DRINKとは?
【ウラ面】
●データベース
●リアルタイム
●一元管理
●ネットワーク
●共有
頭文字をとってDRINK
など二次試験で使用するフレームワークの定着にも使いました。
このように暗記カードは一次試験だけでなく二次試験にも活用することができます。
私は合格後も仕事で知識があいまいになっているものに関しては、過去に使った暗記カードを振り返ってます。
いまだに自分が作った暗記カードは自分の財産になっています。
おすすめの暗記カードは「単語帳メーカー」
ちなみに暗記カードアプリは「単語帳メーカー」を使用しています。
いろいろ使用してみて一番使いやすかったです。
暗記カードアプリの「単語帳メーカー」は無料の状態でも機能的に十分使用することができますが、おすすめとしては少し有料を買ったほうが良いです。
まず無料の状態ですと30個暗記カードを作ることができるのですが、すぐ埋まってしまいます。
有料化すると50個や100個に増やすことができます。
私は50個にしました。
それから一つの暗記カードに入れることができる情報量が無料の場合は100まで入れることができるのですが、暗記カードに入力してくと100だと一つのテーマをすべて同じ暗記カードに入れることができないときがあります。
(企業経営理論の場合、マーケティングのテーマで入れると簡単に100以上になりました。)
これも有料化することで200まで同じ暗記カードに入力することができます。これもおすすめですので伝えておきます。
勉強方法は人それぞれですので、自分に合った方法を選んでもらえればかまいません。
ですので、今回私が推奨する勉強方法が合わなければ別の方法でやっていただいても全くかまいません。
ただ過去問+暗記カードの組み合わせはかなり効率の良い方法だと自負していますのでぜひ試していただきたいです。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
今後も中小企業診断士の勉強方法やコンサルティングのことなど、私目線で発信していこうと思っております。
皆さんにとって有益な情報になるように精いっぱい書きますので、また読んでください。
ありがとうございました!
暗記カードデータ(無料・有料あり)
私の暗記カード活用手順です。
下記に私の暗記カードについてリンクを張りました。
経済学・経済政策の暗記カード
財務・会計の暗記カード
企業経営理論の暗記カード
運営管理の暗記カード
経営法務の暗記カード
経営情報システムの暗記カード
中小企業経営・政策の暗記カード(無料)
欲しいデータだけ手に入れることができます
私が提供している暗記カードアプリデータは一次試験7科目と二次試験があります。
「苦手科目だけほしい」
「まとめて購入したい」
などご希望に応じて購入量を自由に決めることができます。
例えばある科目だけ・2科目だけ・一次試験の科目全部・一次二次すべて・・・といった感じです。
下記のマガジンにまとめていますので参考にしてください!
いただいたサポートは今後もより一層有益な情報を提供できるようにします! どうぞよろしくお願いいたします!