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独学で中小企業診断士合格の勉強方法!経営法務編

こんにちは!中小企業診断士のカズユキ です。

いよいよ中小企業診断士の難関科目である経営法務についてお話ししたいと思います。

経営法務について簡単に申し上げると、

出題範囲は知的財産・会社法・民法
企業経営理論と同じ勉強しても得点が取りにくい
年度によっては英文問題など絶望的に難しい

といった感じです

かなりネガティブが発言が目立ちますが、

そうです・・・かなり苦手でした(^^;)

正直言って弁護士の先生に相談してくださいって感じですね(^^)

ちなみに、二次試験にはあまり関係がありませんのでストレート合格を狙うなら「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」に比重を置いたほうが良いです。

かといって余り対策しないと一番足切りを食らう危ない科目なので注意してくださいね。

とにかく先へ進みます。


出題範囲

基本は知的財産・会社法はしっかり学習しておく必要があります。

民法はそれだけで1科目になるぐらい範囲が広いのでほどほどにしておいたほうが良いです。

もちろん経営法務を捨てるわけではありません。

しかし深堀し過ぎてしまうと他の科目を勉強する時間がとられてしまうので注意しましょう。

あと冒頭で触れましたが英文の問題も出題されることが多くなっています。

問題分だけでなく解答も英文という誰が答えることができるのかってくらいの難易度です。

英語が得意でなければ無視して他の勉強に時間を割いたほうが良いです。

ただし専門用語の英語はおさえておいたほうが解答できるチャンスがあります。

私は単語の意味だけ分かるようにはしていました、基本は捨ててましたが(^^;)

【出題されているテーマ】
特許権(実施権、侵害、職務発明、共有など)、意匠権、商標権、著作権(著作人格権、著作財産権)、不正競争防止法(営業秘密など)、株式会社の機関設計、株式、事業再編(合併、会社分割、事業譲渡など)、事業承継・相続、国際取引、知的財産権(横断的な知識を問う問題)、消費者保護に関する法律(独占禁止法、景品表示法など)、株式会社の機関(取締役、監査役、会計監査人など)、株式上場、契約(損害賠償、債権回収、保証など)、倒産(破産、民事再生、会社更生など)、株式会社の設立、社債、株式会社の計算、株式会社以外の組織(合同会社、組合など)

やはり知的財産系と会社法系のテーマはしっかり勉強しておかないと足切りを食らいますので過去問でしっかり対策してください。

最近は事業承継の問題が注目されていますので、出題される可能性が高くなっています。

民法は過去問で出題されている範囲をとりあえずはカバーしておいてください。

民法の学習は割と楽しかったりするので、深みにはまりそうになります。

甘い罠を避けてしっかり他の科目の勉強ができるように時間配分してください。


試験難易度

最近の合格率を調査しました。

2019年 10.1%
2018年 5.1%
2017年 8.4%
2016年 6.3%
2015年 11.4%

私が受験した2018年は本当に難しかったです。

あまりの難易度に受験生全員に8点上乗せされました。それでこの合格率ってやばいですね

英文問題が2問も出題されて「こりゃだめだ」って思いました。

運営管理では統計の問題が2問出るし、経営法務は英文問題が2問出るし「今年はついてないなぁ」って感じでした。

中小企業診断士の試験は二次試験も含めて難易度が安定していません。

私は基本的には科目合格を推奨しませんが、経営法務に関しては取れたら絶対来年受験時にはパスしますね(^^;)

実際に受けた時の感想

試験時間は60分ですが十分間に合います。

一通り問題を解答して見直す時間も十分あります。

ただ後で見返すと「この選択肢で合っているのか」と迷います。

迷った挙句に解答を変更して間違うと結構へこみましたが、これは仕方がありませんね。

私は知的財産や会社法などの頻出問題をまとめたり比較できたりする一覧表を作成して直前まで見ていました。

そうすると商標権に関して、同時出願されて話し合いでも決まらなかった場合は最後はくじ引きで決まるというのを見ていたので、見事に出題されて4点を拾いました。

全ての科目で言えることですが、ほかの選択肢は全く判断がつかなかくても、ひとつだけの知識で解答できることがあります。

他の科目をカバーするぐらい得点を取ることは難しいですが、一問一問積み重ねると合格につながります。

難しい問題が出題されても後でしっかり振り返る時間はあります。

後で解答するときのためにも「この選択肢はないな」と思える選択肢はマークしておきましょう。
できるだけ解答の確率を挙げていく努力はしなければなりません。

経営法務はだいたい4つの選択肢なので1つ選択肢を切れば正解率は33%、2つ選択肢を切れば50%と正解率が上がります。

この努力は絶対怠らないようにしてください。

あとは2日目の科目は時間に余裕がある科目が多いのでひっかけ問題にかかっていないかどうか見直してください。

「間違っている選択肢を選べ」という問題を正解を選ぶと勘違いしないように注意してくださいね・・・私は勉強中にしょっちゅうしていましたけどね(>_<)

おすすめの書籍

書籍は会社法の本を購入しまいたが、箇条書きになっていて頭に入ってきませんでしたのでインターネットで学習しました。

ネコにもわかる知的財産権

テキストで勉強すると単純な丸暗記になりやすいです。丸暗記は知識が抜けてしまいやすいので違う角度から勉強すると知識の定着につながります。

勉強されている方は経験されていますが、理論的に説明できるまで理解できると忘れることがなくなります。しばらく離れていても問題を見るとすぐに思い出すことができます。

このサイトはかわいいイラストがついていてちょっとほっこりする感じです。

なぜ知的財産を守らないといけないのかという理由も書かれていますので大変参考になります。

 経営ハッカー

このサイトのカテゴリに会社設立に関すことが掲載されています。

テキストで勉強する時とテイストが違いますので、勉強の「味変」ができて良いです。

また他にも企業経営理論につながるような知識を得ることもできますので、読み物としても良いです。

企業経営理論は他の6科目の上位に位置しますので、常に意識して学習することをお勧めします。

暗記カード学習法

私は暗記カードアプリを使った学習をすすめています。

テキストを単に眺めているよりも暗記カードは考えながら答えるので知識が定着しやすいです。

また過去問を解くよりも短時間でも学習ができるのでスキマ時間を活用できます。

具体的な学習方法や手順、カードのデータ等も公開しています。

ぜひ活用してください!


まとめ

最後にもう一度申し上げると経営法務は、

出題範囲は知的財産・会社法・民法
企業経営理論と同じ勉強しても得点が取りにくい
年度によっては英文問題など絶望的に難しい

足切りは怖いですが二次試験も見据えると他の科目に比重を置きたくなるので上手に付き合う必要がありますね(^^)

まるでちょっと苦手な上司・先輩のような感じですね。

あんまり一緒にいたくないけど仕事の進め方は確認しないとめっちゃ怒られるみたいな(^^;)

最後にお伝えしたいことがあります。

経営法務は2日目の最初の科目ですが、この時点で1日目の結果が芳しくなくても受験は最後まで受けてください!

足切りさえ食らわなければ何が起きるかわかりません。

事実2018年は8点か点があり、これで一次試験を突破したという人もいました。

この後に受ける経営情報システムや中小企業経営・政策は点数が取りやすい科目なのであきらめるのはまだもったいないです。

間違いなく後悔しますので、1日目の試験で失敗したからといって2日目を受けないということは絶対にしないでください。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます!

こうやって自分が実行してきたことを振り返るのは楽しいです。
残りの科目も皆さんに参考になるように精いっぱいお伝えします。

メッセージやシェアしていただくと大変うれしいのでよろしくお願いします!

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