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『映画えんとつ町のプペル』が1位になるための具体的な数字

今回は、『映画えんとつ町のプペル』が1位になるための具体的な数字を予想します。

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映画好きの筆者がこれまでの20年間の知識等を踏まえての記事となりますので、的はずれの可能性もあります。参考程度に読んでください!

いきなりですが、結果からいきたいと思います。
『映画えんとつ町のプペル』が初登場1位を取るための動員数は、


動員数:60万人以上

です!


では、その理由を解説したいと思います。

まずは、プペル以外に今年最後の週末にランキング1位を取る可能性がある作品を考察します。2作品を想定しています。

まずは西野亮廣さんもライバルに挙げていました、『ポケットモンスター』です。

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ポケットモンスターの直近3作品の成績をみてみましょう。

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017年)
オープニング動員数:43万6000人、オープニング興収:5億1600万円 

劇場版ポケットモンスター みんなの物語 (2018年)
オープニング動員数:44万人、オープニング興収:5億円 

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION (2019年)
オープニング動員数:45万4000人、オープニング興収:5億5300万円 


オープニングな動員数としては、平均して40万人〜45万人を集客していることがわかります。普通に公開していれば同じような数字になったと思います。

では、コロナによる影響によりポケモンの動員数の変化について考えてみたいと思います。

映画界はコロナによって席の販売規制などがかかっていたこともあり、大幅に興行収入が下がる作品もございます。また多くの作品が公開延期となり、ロングラン上映がしやすい状況です。

今年、非常事態宣言以降に公開された作品の中で、続編などコロナ以前の成績と比較可能な作品と成績を挙げてみたいと思います。

コンフィデンスマンJP
前作:動員28万4000人 今作:動員28万6000人

Fate/stay night
前作:動員27万6795人 今作:動員27万4017人

ドラえもん
前作:動員58万6000人 今作:動員33万4000人

クレヨンしんちゃん 
前作:動員24万2000人 今作:動員21万2000人

TENET (参考記録)
前作(ダンケルク):動員22万0149人 今作:観客動員20万人

比べてみると、ほぼ横ばいという数字が出ています。
大幅に数字を落としているのは、映画ドラえもんで前作の約60%(58万人→33万人)という数字が出ています。
クレヨンしんちゃんも10%ほど数字が落ちていますので、子供をターゲットにした作品に関しては低くなる傾向があると考えることが可能です。

以上から、ポケモンにつきましても、10%ほど動員数が落ちる可能性があり、動員数40万人程度になるのではないかと考えています。


続いて、『ポケットモンスター』以外で、1位を獲得しそうな作品は、

『鬼滅の刃』です。

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すでに大きく報じられていますが、歴代No.1のオープニングを記録しました。

『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』動員数:250万人 興行収入:35億円(土日の成績)

これまで最高であった『マトリックス リローデッド』の動員数:148万6743人 興行収入:22.2億円を大幅に超える数字です。

では、この勢いがどこまで続くのか、予想してみたいと思います。

アメリカはオープニングで、最終興行収入の30〜50%を獲得することが可能ですが、日本では、そこまでの興行収入を稼ぐことはできません。歴代トップの作品は息の長い興行(半年から1年)が必要となります。

古くは
もののけ姫
タイタニック
千と千尋の神隠し

最近では
アナと雪の女王
君の名は
etc…

そういった作品は、約2ヶ月にわたって(作品によってはそれ以上)1位をとっています。『千と千尋の神隠し』は11週連続1位、『アナと雪の女王』は10週連続1位、『君の名は 』は9週連続1位。

現状、『鬼滅の刃』も記録に残るヒットとなっており、ライバルもあまりいないので、2か月後の12月末までの11週、1位を取る可能性が非常に高いです。

では、2ヶ月後の動員数はどうなっているのか、上記の作品から予想したいと思います。

2ヶ月後(10週目前後)の動員数を確認することができる、2作品を見てみましょう。

『アナと雪の女王』 10週目の動員数:59万
君の名は』 9週目の動員数:36万人

『アナと雪の女王』は60万人に迫る動員数を記録しており、『君の名は』でも36万人と40万人に近い数字を残しています。

仮に上記の作品のような勢いを形成できれば、2か月後の12月末でも、ポケモンと同等規模(あるいはそれ以上の)の40万人を超える動員数を記録する可能性があります。

では、『鬼滅の刃』が『アナと雪の女王』や『君の名は』のような勢いを形成できるのか、という点ですが、すでに人気だった作品の映画化、オープニング記録の更新、コロナの影響で多くの劇場で多数のスクリーンを割り当ててくれる状況(TOHOシネマズ新宿では11スクリーンで1日42回の上映!)という要素から、追い風しかない状況です。
2ヶ月後でも相当な動員を記録する可能性があります。


○最後に伝えたいこと

最後に『ポケモン』と『鬼滅の刃』の動員数の予想を記載させていただきます。

12月26日・27日の動員数予想
『劇場版ポケットモンスター ココ』動員数予想:40万人
『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』動員数予想:60万人

あくまで個人的な視点も踏まえたものになりますので、見当違いな可能性もあります。『鬼滅の刃』は土日2日間の動員数で100万人ぐらいだろと思っていましたが、その倍以上でした。あくまで目安として考えてください。

確かなのは、『映画えんとつ町のプペル』が初登場1位を取ることは非常に難しいということです。『ポケモン』を超えて1位になることは容易ではありませんし、今回の記録更新で『鬼滅の刃』の勢いは本物ということが証明されました。
そこに挑むことを選択したのは普通できないことだと思います。ぜひ今年の最後に奇跡を見せて欲しいと思います。

最後に、映画ランキング(全国週末興行成績)についてですが、土日の動員数でランキングを形成しております。今回の『鬼滅の刃』もそうですが、金曜日公開の作品は、3日間の動員数と興行収入を発表していますが、ランキングは土日の結果が元になります。

つまり、『映画えんとつ町のプペル』は12月25日(金)に公開しますが、25日に鑑賞した分はランキングには反映されず、土日(26日と27日)の動員数で決まります。
映画の価値は25日に見ても、26日でも変わりませんが、初登場1位を狙うのであればそこは注意した方がいいかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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