見出し画像

平山友菜個展 真鍮工房Rama+Rama core

2025年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします!

2025年最初の大仕事は「個展」
昨日無事終了しましたので、その後記です。

そもそもクラフトマンとして活動している私がgalleryで個展をしてみようと思った経緯ですが、それは昨年出展した松本クラフトスクエアです。
周りの出展者の醸し出す雰囲気がなにやらとても落ち着いていて…クラフトマンではないと分かるほど明らかに違うオーラでして、話を聞くと普段は個展・企画展で活動されているとのこと。

個展・企画展のみで活動できるということは、その人にお客様がついているということ。クラフトフェアはそのイベントに乗っかるだけなので、言い方が難しいですが自分で集客しなくてもそのイベントのファンの方が来てくれるというメリットがあります。

個展は全く違うと思うのです。
ギャラリーに立ち寄ってくれるお客様の心を掴める作品を作りレイアウトし、そして自力での集客などの下準備をしたらあとは立ち寄ってくださる方をお迎えするだけ。
その「ようこそいらっしゃいました」感が、クラフトマンの「寄ってらっしゃい見てらっしゃい」感とは違うんだなぁと、活動場所によって作家の醸し出すオーラの違いをひしひしと感じました。

今回初めて開催する個展はまずは勉強の機会。やってみないと分からないことが多い世界だろうから、どんな結果であれ全て心に刻み込み次に活かす、そしてまずは楽しもう♬と思い足を踏み入れました(^^)

今回お借りした場所は東京・代官山のgallery子の星さん。
ちょうど良さそうな大きさのギャラリーで、HPや snsで作家紹介や会期中の写真もしっかり載せてらっしゃり、ここなら初の個展でも楽しくできそう…と思いお借りしました。
(とても人気のギャラリーで2025年の予約はもう埋まっています)

真鍮工房Rama+Rama coreの題の通り、真鍮工房Ramaの金属装身具とRama coreの絵画・陶器の3ジャンルで展示しました。
まずは会場風景をぜひご覧ください。

金属装身具は思いのほか白い壁面に映えて美しく展示できました。

そして普段は表に出さないRama coreの絵画作品。日本画が多めです。

わんころ
黒猫ちゃんと3匹猫ちゃんはお迎えされました。
配色のバランスで浮き出て見えるようになっています

そして人によって感じ方が異なる陶器作品。
可愛いと言う方、怖いと言う方、エロいと言う方…全部込めて作っているのでその感覚は正しいのです。

異空間の陶器作品
「これを同時に出す勇気がすごい」とオーナーさんに言われました^ ^(褒め言葉と受け取ってます笑)
はじめまして
舌と唇の一輪挿し
オブジェ きずな
個人的にすごく気に入ってる作品
私のお気に入りの「太陽と月の壁飾り」
常連のお客様にお迎えいただきました
ありがとうございます

今回来てくださったお客様はイベントにも来てくださる方が多く、その次にギャラリーのお客様、そしてふらりと立ち寄ってくださったお客様です。いつもイベントに来てくださる方が個展にも来てくれるかも…と思うと本当に心強かったです。
そして個別にお知らせしていなかったにも関わらず足を運んでくださったお客様もいらっしゃりとてもとても嬉しかったです(*^^*)

陶器は他の作品に比べて異質なモチーフなので、好みは分かれると思っていました。
ただ、怖がってその空間に入らない方もいらっしゃるとは…(笑) 私が好きなエロチシズムと怪異を混ぜて作っているので、怖いと思うのは人間の本能だと思います。なのでその反応も私は嬉しかったです。
中には可愛いと言ってお迎えしてくださった方もいて、万人受けするわけではないものの受け入れてくれる人もいると分かり自信が持てました。

好きだなぁ、この感じ

「個展で何を展示するか宣伝してまず知ってもらうこと、数ある展示の中でも気に留めてもらうことが大事」ということをオーナーさんに教えてもらえたことは貴重でした。
自分で調べた時には「展示作品を事前に出しすぎると満足してしまうから良くない」とあり不思議な作風の陶器作品の宣伝を出し渋っていたのですが、どんな変わった作品であれ次の機会にはどんとん宣伝しようと思います(笑)

ギャラリーという特別な空間

数年前にはギャラリーは別世界で敷居が高い、私が個展なんて出来っこないし手の届かない世界だと思っていましたが…
真鍮工房Ramaとして活動する中で出会えたお客様の存在が私に勇気を与えてくれました。

そして「gallery子の星」のオーナー増田さんはご自身も素敵な絵を描かれる日本画家さん。作り手ならではの感性で作家の作品ひとつひとつの良いところを見つけてはsnsで紹介してくださり、そういうこともとても有り難く感じました。

初めての個展、正直「経験を買う」つもりで大赤字覚悟でした。クラフトイベントに来ない層の方に知ってもらえるなら惜しくない出費だと思って(言い聞かせて?)いましたが、来てくださったお客様のおかげで支払った金額が戻ってくる形になり、でも得られたものは金額以上というとてもいい個展となりました。

今回の経験を活かせるように、今後も年1回くらいで個展をしてみたいと思います^ ^
そして本格的に陶器も作り、ゆくゆくはメインは金属の真鍮工房Rama、絵画はRama core、そして陶器も別の名義にして個別でも活動できるようにしたいと思います。そのためにまずはオーブン陶土を卒業し陶器用の電気釜を購入します^ ^ 
個展をする前はいろいろ迷いがありましたが、この方向性で進めていこうかなと。
進めていく途中でまた右往左往したりするかもしれませんが温かい目で見守ってもらえると嬉しいです(笑)

個展にてご購入いただいたお客様、お越しくださった皆様、そして応援してくださった皆様、オーナーの増田さん、本当にありがとうございました!

常連のお客様と絶大な人気を誇る時計作家サンクカロさん
なんで私こんな変な立ち方なんでしょうね…ウケる(笑)
お祝いのお花をいただきました!
以前勤めていた職場からもお花をいただきました
ありがとうございました^ ^
この空間に確かに居たことを忘れたくなくて。
充実した5日間でした。


こちらのギャラリーが気になった方はぜひご覧下さい
https://nenohoshi.com

オーナーの日本画家・増田沙織さんのHP
https://masudasaori.jp

いいなと思ったら応援しよう!