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アイドルを取材して見えてきたもの

農村地域を取材し、林業の仕事をつくる手伝いをしていますが、今回はアイドルグループを取り上げました。

https://www.zeiken.co.jp/news/07520004.php

なんでアイドルなのか。全部読んでもらって「なるほど」と思ってくれる人がいたら奇跡でしょう💦

アイドルグループといっても、ローカルアイドル。歌や踊りの稽古を重ねて発表する、演技力を磨いて映画に出演する。その活動場所が、東京を中心としたメディアや大手レーベルではなく、自分の住む〝地域〟という、ローカルアイドルです。

「地産地消」といって食べ物やエネルギーを地元でつくって消費しようという一時代があった一方で、今は娯楽やエンタメは外の世界から大量に買っている時代です。

東日本大震災から、福島県いわき市で音楽やエンタメの世界で変化が出てきました。その一例がこのライブハウス「ソニックスタジオいわき」を運営する関野さんでした。

この記事の前に、もう一本の記事が誕生していた

実は1年前に取材を終え、原稿を納品していました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大があり、お蔵入りしかけました。

すでに原稿のやりとりは終えていたのですが、取材先はコロナで困惑、観客も入れられない、イベントもできないようなライブスタジオでした。

でも、取材しておきながら何もしないという選択肢はなく、いったんメディアを変え、いま彼ら彼女らが抱えていることを出してもらうことに切り替えました。

そこで発表されたのがこちらでした。

https://dot.asahi.com/dot/2020031000049.html

思った以上に反響が大きく、とあるロックミュージシャンに言わせると「この記事がミュージシャンの共感を呼んだ」として、《KEEP THE SONIC》を旗に掲げてたくさんのアーティストがスタジオに集ってオンライン無観客ライブを始めました。

僕もそのTシャツを買い、いつのまにか観客になっていました。

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(こんなキャンペーンにも発展)

https://camp-fire.jp/projects/view/264337

地産地消のアイドル

いまも終息は見えてるのかよくわかりませんが、編集者が原稿の発表を決断してくださり、一部の加筆修正をして、税理士向けの「マネジメント倶楽部」にて発表されました。

税理士向けの雑誌にアイドルって、なんとなく違和感あるんですけど、その違和感を楽しんでいる自分もいます。

最初にアイドル取材の提案をもらったときには(特に女性、学生という点で)抵抗がありましたが、ますます地域からプライドや魅力的なコンテンツがなくなっているような今だからこそ、できたものかなと思っています。

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上垣喜寛
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