楽しく林業する神奈川・西湘の「担い手」たち (番外編)
4月6日、小田原市国府津のコミュニティスペース「BLEND Studio」で西湘で活動する13人が集まりました。
目的は、神奈川県西部で始まろうとしている《スポーツアクティビティと林業》をかけ合わせたプロジェクトの発足のため。
国府津に住む私(NPO法人自伐(じばつ)型林業推進協会)と、箱根にあるナラヤカフェ店主の安藤義和さんが呼びかけ、西湘エリアでこの会に関心を持ってくれる人で作戦会議をしました。
きっかけはパタゴニア
きっかけは、アウトドア企業「パタゴニア」との出会いでした。
パタゴニアといえば、環境活動に熱心な企業の筆頭として知られています。こんな「環境的責任プログラム」という活動も。
農業や漁業で環境活動をしてきた同社でしたが、林業については苗木を植える植林や木を伐採する体験といった単発での活動や、環境団体への支援などしてきたものの(それだけでも活発なのですが)、継続したアクションとまではつなげられていなかったようでした。
森林に興味を持った人が、森林再生の担い手になったり、林業に従事するようになったりする道はないだろうか……。
そんなことを思っていたパタゴニアの担当者が僕ら自伐協の動きを知り、「一緒にやりましょう」と声をかけてくれました。
箱根・足柄エリアで作戦会議
そして今回の作戦会議。
箱根・宮ノ下にある「ナラヤカフェ」の店主に、僕が「スポーツアクティビティと林業をかけ合わせたプロジェクトをがっつり考えたい」と構想を伝えたところ、「いいね」と受けてくれて始動しました。
集まってくれたのは、僕の知り合いと、ナラヤカフェ安藤さんの仲間たちでした。
当日はなかなかの盛り上がり。
自伐型林業とフィットするアクティビティは?
森の小径を走る「トレイルランニング」や二輪車で走る「マウンテンバイク」、身体と頭を使う北欧発の「オリエンテーリング」、自然共生型アウトドア「フォレストアドベンチャー」など、ひと口に森をフィールドにしたアクティビティといっても、いろいろあるんですね。
会議後には食事を取りながらお互いの活動を紹介し合いました。
7月16日に東京でシンポジウム「未来を走る林業」
終わったあとグループメッセージを作り、それぞれの動きを確認し合うように、それぞれの活動やヒントをリストアップしていきました。
1,神奈川県南足柄の自伐型林業のうごき(自伐協・上垣)
https://note.com/shinchoryu/n/n7ddf084f99e3
2,球磨川 (熊本県)のトレイル・災害ボランティアチーム「チームドラゴン」のこと(パタゴニア)
https://www.patagonia.jp/stories/yacchiro-dragon-trails/story-110768.html
3,箱根外輪山トレイルのこと(神田さかいやスポーツ)
https://www.sakaiya.com/blog/5115/
4,ウルトラトレイル・マウントフジのこと(kamipack blog)
http://blog.livedoor.jp/kamipack/archives/53745224.html
5,Yahoo!のカーボンニュートラルの取り組み(yahoo)
https://about.yahoo.co.jp/csr/donationforcarbonneutral/#koubo
6,自然と触れ合いながら頭脳も駆使する究極のアウトドア!「オリエンテーリング」のこと(be-topia)
https://be-topia.finbee.jp/hobby/6875/
7,ナラヤカフェのこと(第3新産業市)
http://dai3sogyo.net/interview/356
5月下旬にパタゴニア社の面々を、自伐の発足地である徳島県へご案内の予定です。その山はこんな感じです。
(日本唯一の林業専門番組《ZIBATSUニュース》より「特別企画 橋本光治「自伐を語る」+特別対談・中嶋健造×橋本光治)」)
そして、7月16日(土)には東京(文京区)にある全水道会館で「未来を走る林業」をテーマにシンポジウムを予定しています。
https://zibatsu.jp/info/event/220716_forum
ぜひ予定を空けて、ご参加ください!
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