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移り住むきっかけ

今からさかのぼること4年。

2016年9月に「熱海の未来をつくろう」と呼びかけられたイベント「ATAMI2030」が静岡県熱海市で開かれていました。

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(当時のチラシ(ATAMI2030ページより転載))

テーマは「林業とエコな暮らし」。

そんなニッチな呼びかけにも関わらず、集まったのはなんと約100人!それも20〜30代の若者中心で、平日の夜にも関わらずこれほど熱気あふれる会があるのだなと圧倒された覚えがあります。

この会を呼び掛けたリーダーは市来広一郎さんという、当時30代後半の「若者」でした。熱海で生まれ育った市来さんは、東京からUターンし、バブル時代に栄えた熱海の衰退具合を嘆きながらも希望を捨てず、町の再生の旗振り役を務めていました。そして、「シャッター街」と化していた中心街・熱海銀座の空き店舗をゼロ(!)にし、その活動は「熱海の奇跡」として書籍化され、全国的にも注目される活動となりました。

僕はそのイベントに呼ばれ、当時仲間と始めていた林業NPOが熱海市で林業の担い手育成事業をしていたこともあり、小さな林業「自伐(じばつ)型林業」の全国展開を紹介させてもらっていました。

短い報告で、反応があったのかないのかわからないような気分だった記憶がありますが、参加者の1人が終了後にササッと近づいてきてくれました。

その方が、小田原市で地域づくりを大事にする不動産会社「旧三福不動産」を営む山居是文共同代表でした。山居さんは、その翌年にこれまた僕を小田原市で開かれた「暮らしの教室」という社会人向けの勉強会に講師として呼んでくれたのでした。

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(2017年1月の「暮らしの教室」)

山居さんといえば、僕がいま住む国府津の平屋を紹介してくれた方。

そして、山居さんと出会うきっかけを作ってくれたのが市来さんでした。

そんな僕にとってはありがたい2人が昨日、私が移り住んだ国府津(小田原市)を訪れてくれたのでした。

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(左から山居さん、市来さん、私、山中さん)

市来さんは、僕が出演していたネット番組を見て「自伐やりたい」と連絡してくれて、さらに山居さんは「市来さんが来るんです」とこの食事会の2時間前に誘ったにも関わらず顔を出してくれてたのでした(急な呼びかけにも関わらずありがとうございました)。

両者と出会った当時はまったく動きのなかった西湘地域で、自伐型林業に取り組むグループ「大磯きこりラボラトリー」の山中紀幸代表もきてくれて、相模湾西部の山と街と海の情報を交換し合う会になりました。

さらに僕が移り住んで世話になっている「BLEND」代表の杉山大輔さん(国府津)も顔を出してくれて、「次は熱海を案内しますよ」(市来さん)、「みんな子連れで小田原のあの店に行きましょう」(山居さん)、「大磯のキャンプ場づくりに合流しませんか」(山中さん)、「行く行く」(僕と杉山さん)など誘い合う愉快な会になりました。

自伐型林業の活動と、この2人のつながりから、僕がいまの国府津(小田原市)の暮らしが始まりました。

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