普通、普通。よくあることさ
自分を特別視しないことは気楽に生きるコツだと考えています。
生きていれば色んなことが起こりますが、自分を特別視してしまうと心が動き過ぎてしまいます。
例えば、私はうつ病を患っていますが、これを特別視してしまうと「なんで私が!」という怒りの人や「あぁ、私って不幸」という悲劇の人になってしまいます。「生きてりゃ病むこともあるだろうさ、普通のことだ」と思っていればダメージは最小化されます。
自分が思うように動けない時も、自分が不甲斐ない時も、自分の欠点に我慢がならない時も、後悔している時も、不安でたまらない時も、人が全て自分より優れているように思う時も、逆に全ての人が間違っているように思う時も、失敗した時も、思わぬ成功をした時も、ぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜んぶ、「普通、普通。よくあることさ」と思うと楽になれます。
「なんであんなことをしたんだ!」「普通、普通。よくあることさ」
「(やらなきゃいけないことはわかっていたのに)なんでやらなかったんだ!」「普通、普通。よくあることさ」
「いやっほう!大成功だ!!天才!?」「普通、普通、よくあることさ」
etc...
自分を特別視しない「普通、普通」と言い聞かせることは自分を相対化させて客観視させる効果があります。人間はデフォルトで自分に大注目ですので、油断するとすぐに特別視するので「普通、普通」と言い聞かせ続けるぐらいでちょうど良いのだと思います。
過剰に落ち込むこともなければ、過剰に調子にのることもない。そういうバランス感覚は練習しないとなかなか身につかないものなのかもしれません。