キーボードスタンド on キーボード
前回の記事で「新さんWORKS」というブランドでものづくりのビジネスを始めたという話をしました。
ということで、今回はどんな製品を作っているのかという話をしたいと思います。紹介するのは、最初に商品化したキーボードスタンド on キーボードです。
この製品はキーボードの上に小さいキーボードを配置するためのスタンドです。フルのキーボードを一段追加するほどではないけどちょい足ししたい時や、レンタルのスタンドで段数が足りない時なんかにお使いいただける製品です。
ちなみに、私の場合はDeep PurpleとかRainbowといったバンドのコピーをするのですが、オルガンがメインだけどちょっとだけリード音を使うような時に重宝しています。
で、どうやって乗せるかといったらこんな感じです。
通常キーボードのパネル部分にはボタンやノブ、スライダーなんかが配置されていて、ものを乗せることはできません。そこで、このスタンドを使うことでボタンやノブ、スライダーを跨いでキーボードを配置することができます。実際の演奏中は意外と操作しないボタンなんかも多くて、だったらものを置いてしまえという発想です。
幅は5cmあるのでかなり安定します。グリッサンドをやってもグラグラすることはありませんし、上下の鍵盤に接する面には滑り止めのゴムを貼ってあるので動いてしまうこともありません。
横から見るとこんな感じです。高さ2cmまでのボタンやノブ、スライダーを避けることができます。
実際にキーボードを乗せてみるとこんな感じです。今回はYamahaのCK61にKORGのmicroKeyです。今はYamaha CK61に合わせて置いていますが、後ろ側の足場の位置を変更できるので、いろんなキーボードに乗せることができます。
サイズ感的にはこんな感じです。
パネルの幅的には12.5cmから16.5cmまで対応しています。それを上回る大きなサイズのワークステーションシンセとかではうまく設置できません。ただ、鍵盤の根本まで届かないですが、ボタンの間などにスペースがあれば設置できるかもしれません。
実際のサイズ感がわからないとか、自分の環境で使えるのかわからないという方向けには、A4で印刷すると実物大の型紙(横から見た形状のみ)を印刷できるPDFをご用意しています。こちらをダウンロードいただき、ご自身の環境でお試しください。
上に乗せるキーボードですが、天面の奥行きが17cmなので、20cmぐらいのキーボードまでは乗せられます。乗せられるキーボードの重さは、下の鍵盤の強度にもよるので一概には言えませんが、6Kgぐらいを目安にしておいた方が良いと思います。
ただ、こちらの製品は3Dプリンターで出力しているので、工業製品のように表面がツルツルで綺麗なわけではありません。その辺は少量生産の零細企業の悲しいところで、ご了承いただければと思います。
本当は金型を作って工場でプレス生産とかしてみたいのですが、あれってびっくりするぐらい高いんですよね。数千個単位で売れないと元が取れないので・・・。
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