仕事机 兼 (なんちゃって)DTMデスクを作る その2 組み立て編
組み立て開始!
以前にこんな記事を公開しました。
1ヶ月ほど間が空いてしまったので、設計だけして作るのめんどくさくなっちゃって止めたんじゃないのか疑惑が湧きそうですが、ちゃんと作りましたよ!ということで、組み立て編の投稿です。
今は完成して新しいデスクでこの記事を書いていますが、完成編はもう少し部屋が片付いてからにしようと思います。
ということで、記事上はこれから組み立てを開始していきたいと思います。
アルミフレームの組み立て
まずSUSさんからのフレームが届きました。SUSさんは基本法人取引のみなので、SUSさんが直接届けてくれました。私のオフィスは自宅内なので、SUSさんから確認の電話がありましたが、問題なく届けてくれました。
こう見るとフレームだけでも結構パーツの量多いですね。特に、ジョイントの数には圧倒されました。前回のCADで設計した通りの部材の長さに精密切断して納品してくれます。
そして、まずは背面から。
高さがある机の設計(最上段の高さは170cm)だったので、結構場所をとっています。
ちなみに、この時点で、モニターやノートPCを載せるためのVESAマウントとスピーカーのマウントはつけちゃってます。
このアルミフレームの組み立てはパズルみたいなもので、フレームの両端を塞いでしまうとナットを入れられず、後でジョイントを付けられない構造になっています。そのため、組み立て順序はかなり重要です。一度間違えると、バラして組み直しになったりもするので、しっかり考えて進めるべきでしょう。
一応、オプション品で後入のナットもあるのですが、強度的な問題でフレームの組み付けは先入のナットを使っています。
ジョイントナットの入れ方はこんな感じ。
まず、L字のジョイントにナットをつけます。
こちらがナットを入れるアルミフレームの断面です。
この断面に先ほどのナットを通して、最後にボルトを締め上げて固定するという仕組みです。
こんな感じで締め上げるとかなりの強度でフレームを組むことができます。ちなみに、私が使用したのは40mmの幅のフレームでしたが、この背面のみの状態で立てても、全くたわんだりすることなくフレーム自体の強度もかなり強い感じです。
そして、こんな感じでわしゃわしゃと組み上げていきます。
フレームと同化してて見えづらいですが、天板部分とキーボード台のところにスライドレールをつけています。スライドレールはスガツネのミニガイドレールの40mm幅のものを使用しています。サイズ的にも対価重量的にもこれ一択といった感じです。
で、フレームだけ組み上がったのがこの状態。
ここまでくるのに丸一日かかりました。正直、ここまでで疲労困憊してしまい、次の日は強烈な筋肉痛に苦しむほどでした。
機材取り付けと配線
で、とりあえずモニターやスピーカーを設置して仮設置です。
まだ、天板もなく、棚板もなく、フレームに家にあった杉板を乗せてます。で、とりあえずで今まで使っていた机をフレームの中に入れてなんとか仕事ができる状態に。
ちなみに、我が家の仕事環境で、一番厄介なのが配線です。見ての通り機材が多くて、PCと楽器でてんやわんやの状態です。この配線を引き直すのにだいたいで1日かかりますね。フレーム組み上げで1日、配線で1日ということで、これだけで完全に土日をつぶしてしまいました。
棚板作成
部材が順次とどいて、今度は棚板です。モニター下と最上部に棚板を設置します。
棚板は厚さ10mmの板が欲しかったので、板ベニヤを2枚発注。モニター下の棚板にはケーブルを通す用の直径50mmの穴3ヶ所あけました。
ホールソーも電動ドリルも安いやつなので、ベニヤだったことが幸いしてなんとかうまく穴を開けられました。
で、そのままベニヤ板では芸がないので、蜜蝋でワックスがけ。左が塗ったもの、右が塗る前です。
ちなみに、蜜蝋って結構匂いがすごいんですよね。塗布してから1日置いてやっと近くでかがないと気にならない程度の匂いになりました。ちなみに、塗ってる間に虫がかなり寄ってくる。天然蜜蝋100%とのことで、そりゃそうよね。
そして、ホールにはグロメットをはめて汚い切断面を隠してます。
ちなみに、このグロメット。見た目が金属っぽいですが、ナイロン製で触ると安っぽさ全開です。まぁ、ほぼ見えないところなので、気にしないことにします。
天板とキーボード組み付け
天板とキーボードの台を組み付けるのですが、キーボードの台の作業の写真を撮り忘れてました。完成が近くて作業を進める方にばかり頭が入ってしまいました。ということで、組み付け後の写真ですいません。
フレームと同じ素材でキーボードの台を作成しています。幅が1400mm近くあるのですが、このアルミフレームだけでビクともしません。スライドも先ほどの40mmのミニガイドレール用のキャリッジを使用していますが、一つ当たり耐荷重量が20Kg、振動ありの状態で10Kgということ。これを4つ使っているので、13Kgの電子ピアノを乗せて弾いても余裕です。
ついてでにKORG D1にはスタンド固定ようのM6のボルト穴があるので、それでずれ防止で固定しています。
そして天板です。天板には鬼目ナットを入れて、キーボード台と同じキャリッジを設置しています。木工DIYは経験が少ないので、下穴あけのために便利な工具を買いました。
ドリルの右側にある丸い工具。これが結構便利で、木材の側面(薄い面)に下穴やほぞ穴を開ける際にこれで挟み込むとちょうど真ん中に穴が開けられるという工具です。ガイドも付いているので、側面でも真っ直ぐ垂直な穴を開けられます。
こんな感じで、ブブブイーンと開けました。ちょっとずれてるけど、どれは後で調整しました。実際には鬼目ナットが完全に固定できていなくても、レールとキャリッジで両側から挟み込まれるので、多少適当でも大丈夫です。
で、組み付けはキーボードから。
天板をつけてからだと背面での配線が面んどうなので、先にキーボードを組み付けちゃいます。
そして、天板。が、ここで結構な苦労をしました。苦労しすぎて写真を撮れていません。天板のキャリッジがうまくレールに入っていかないんですよね。ギリギリサイズで設計したので、ちょっとのズレで入らなくなってしまいます。
色々苦心して、フレームのジョイントを少し緩めたり、しながらなんとか組みつけることができました。
ということで、最終的にはこんな感じ。
天板の奥行きがないのは、天板をMAXスライドさせた時にKORG D1のボタン類に全てアクセスできるようにするため。あと、後々KORG D1を他のキーボードに置き換えることもできるようにするため。まぁ、基本キーボードとマウスと飲み物ぐらいしかおかないので、十分です。
次回は完成した環境を紹介するデスクツアー的な投稿をしたいと思います。
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