だからライカ、『大嫌い』なんです。
ライカのレンズって本当にピン甘いですよね。発色悪いし、フレア入るし、それで高いし、そんなの使うのバカじゃね〜。と言ってもそれを使うバカがここにいます。
この写真、ライカの沈胴式の古いレンズ使っているのです。ボディーはCANON F1。銀一カメラーサービスは小学生の頃からの馴染み、と言うのは父がカメラ好きで会社が銀座にあって不二家のショートケーキを餌に銀一につれて行かれたのです。父は教文館の地下の日本で初めての洋食レストランで働いている時に近くの軍事用船舶のエンジンを作っている会社の社長さんから「ウチに来てば徴兵されなくてすよ」と誘われその会社にトラヴァーユ。最後には徴兵された(26才)のですが終戦の1ヶ月前で毎年終戦。いつも終戦記念部になるといつも「指導者がバカだったから若い人たちが沢山ん死んだ」と言っていました。
ファッション写真は人のやってないことをやらなければメジャー仕事はできません。ライティングは工夫すれば出来るのですが、フィルムとカメラはどうにもなりません。今回の撮影のため銀一からライカのボディーと古いレンズを数本借りて発色、気に入ったレンズをCANON F1用につくようにマウントアダプターを作ってもらったのです。費用当時(1980年台)12〜3万くらいだっと思います。ハッセルに付ける場合は望遠レンズでないとイメージサークルのをカバーできないので100mmとか、200mmのレンズ使ってました。そんなわけでライカのレンズがゴロゴロしていて銀一から「ライカ買ったら」と言われてM3を3台買購入。だだ、M3、三台にそれぞれ別のレンズつけて見せびらかした買っただけ。しかし首にかけたら重たすぎて断念。結局フィルム1本撮っただけ、その1本は女房が臨月の時に撮ったヌード。アシスタントに現像させられないのしまっておいたらそのまま行方不明。女房には怒られるは、娘が成長してその話を聞聞き2代にわたって怒られました。だからライカ、『大嫌い』なんです。
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