ビジネス入門虎の巻№2-2~80%の買い物は●●●に買っている!?~
皆さん、こんにちは!
前回の投稿(下記リンク)に続き、『人間の無意識の購買活動』についてまとめます。
前回の投稿で人間の購買活動の80%は無意識であり、無意識を操るために、『BGM』や『色』を利用していると書きました。
なぜ、こんなにも無意識に行動をしているかというと、我々人間の細胞の大半が無意識に反応しているからです。
人間の体の中には約60兆個もしくは約37兆個あると言われています。
※どちらかは諸説あります。
その中で1秒間に反応する細胞の数はいくつあるのでしょうか?
・1秒間で意識的に反応する細胞 :45個
・1秒間で無意識的に反応する細胞:4,500万個
見て分かるように『意識的に反応する細胞』と『無意識的に反応する細胞』の数が全く違います。この数字を見ると、お酒を飲みすぎて、記憶が無くても自宅にたどり着いたりしているのは納得できます。
無意識に反応している細胞が多いおかげで、自覚していないだけで助けられている面は、たくさんあるかもしれないと思いました。
一般的に脳は10%しか使えていないと言われますが、1秒単位で見ると、意識的に使えている細胞は『約100万分の1』です。
細胞のミクロ単位でもほとんどが無意識に反応しているのです。
●どのようにして『無意識』の購買活動を攻略できるのでしょうか?
それは、
感動を起こさせること
です。
即ち、『無意識』とは『感動』なのです。
例えば、少し古いですが、伊藤英明主演の映画、「海猿」を見たらほとんどの人は感動すると思います。ストーリーの流れとしては、かっこいい勇敢な保安官が、必死で人命救助をしている中で、事故に巻き込まれてしまいます。しかし、共に働いている仲間によって、生きて帰還ができて、人名救助もできてハッピーエンドになる物語です。
※簡潔にするために雑な説明ですが、私はすごい好きな映画です。
ほとんどの方は、この映画を見ると無意識に『泣いて』しまうと思います。これも意識的ではなく、気付いたら『泣いている』状況だと思います。
『感動』とは、『感情を動かすこと』です。そして、『感情』は『無意識』に起こることです。
『海猿』はおすすめなので、是非、見てみてください。
●どのように『感動』を起こすのか?
それは、
相手の『期待値』を上回る=相手の『期待』を裏切ること
です。
誕生日プレゼントでイメージをすれば分かりやすいと思います。
例えば、彼女から「ティファニーのネックレスが欲しい」と言われ、かつ、どのネックレスかも指定されているとします。その場合、何も考えなければ、指定されたネックレスを買って、プレゼント用のボックスに入れるはずです。
彼女の希望通りのプレゼントですし、ものすごく欲しいものであれば必ず喜ぶと思います。ただ、『期待値』を上回ることはできていません。
仮に、そのネックレスをティファニーのボックスではなく、「フラワーボックス」の中に入れ、「手紙」付きで渡すとしたら、いかがでしょうか。程度はあれ、『期待値』を上回ることはできるはずです。
感動を起こすには、期待値との良い意味の『GAP』を産みだすことが大切になってきます。
今のは私生活での例を出しましたが、ビジネスで考えるとどうでしょうか?
広告を例に出すと、人間が1日に触れる広告の数は平均で約2,000あると言われています。
これを聞いた時は私も驚きましたが、2,000の中でどれだけ覚えているかと言われると、ほとんど覚えていません・・・
電車の中や携帯、街中の看板などたくさんあるので、見ているはずなのに見えていないのです。
人間は無意識的に広告を拒否してしまっているのです。
つまり、広告制作を打つ中に、無意識で『認知』や『印象』を入れなければ認知してもらえないのです。
同様に広告やビジネスでも、期待値を上回る『感動』を与えることが重要になってくるのですが、その方法については、次回、まとめたいと思います。
ご参考として、一時期話題になった、アマゾンのCMは『感動』を与えてくれるCMですので是非、ご覧ください。(約90秒です。)
最後までご覧いただきありがとうございます!