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後を絶たないご近所トラブル。雪対策は万全に!

昨年から「この冬は大雪になる」といわれていましたが、その予言どおり年末はよく降りましたね。これから、まだまだ降りそうで怖いです。
自分が子どもの頃は、雪が積もるたびに家を飛び出して隣の田んぼでかまくらを作って遊んだものですが、今となっては子どもたちが「もっと雪降らんかなぁ」などと言おうものなら「ちょっと変なこと言わんといて!」と、ついつい制してしまう私です。
大人になるって、こういうことなんですね。

実際大人になってみると、子どもの頃にはわからなかった雪の問題というのがいろいろ見えてきます。
隣家の敷地に屋根雪が落ちてしまうことによる、ご近所トラブル。多いですよね。

民法では、

建物を築造するには、境界線から五十センチメートル以上の距離を保たなければならない。

民法第234条第1項

と規定されていますが、これはあくまでも境界線から外壁面までの距離。だから、敷地境界ギリギリに隣家の軒があることも少なくないのです。
プランニングの際は敷地境界からの距離や屋根の向き・形状など、総合的に判断してお隣さんに迷惑がかからないよう気を付けたいですね。

太陽光発電をご検討中の方も、雪には注意を。ソーラー面は雪が滑り落ちやすいため、雪国では想定外の事故が多いようです。
福井の雪は湿気が多くて重いので、落雪でカーポートの屋根が割れたり、車に傷がついたり、人が怪我をしたりという危険性もゼロではありません。

そして、カーポート。実は、このカーポートによる雪トラブルも結構多いのです。
我が家のお向かいさんも数年前、カーポートからの落雪でお隣さんから注意を受けていました。いろいろ対策は考えたようですが、最終的にはカーポートを取り替えることになったようです。
カーポートも建築基準法上の建築物に含まれるため、本来であれば敷地境界から50cm離して設置しなければなりません。
それなのに、実際にはカーポートって敷地境界ギリギリに建っていることが多いですよね?
なぜかというと、民法の規定よりも慣習が優先されるから。敷地境界ギリギリに建てる方が、みんな都合がよいのです。
とはいえ、お隣さんとケンカにならないよう、屋根の向きや形状には注意しましょう。

あと、カーポートはちょっといいもの(強度の高いもの)にした方が、雪下ろしの手間が減っていいですよ。
万が一、大雪でカーポートが損壊したという場合には、家の火災保険で修理・交換できる場合があります。補償内容をチェックしてみてくださいね。

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