二世帯リノベと敷地内同居、正解はどっち?
福井県の同居率は、山形県に続く全国2位。
当然ながら敷地は広く、都会に比べると家も大きいです。
そんな背景もあってか、福井県では「二世帯リノベか、敷地内同居か」でお悩みの方が多いですね。
弊社の企画住宅『be▶plus』はリノベーションに対応していないこともあり、こういったお悩みには提携の建築家が相談に乗るのですが、対応する建築家によっても回答は違います。
例として、よくある回答を2つ挙げてみましょう。
回答例1
「今ある母屋をリノベーションして、同居した方がよい」
理由:将来的なことを考えると、敷地内に建物を増やすのは好ましくない。いくら同居率が高く子どもの数の多い福井とはいえ、今後はどうなるかわからないし、資産とならない不動産は増やすべきではない。
回答例2
「今ある母屋には手を加えず、若夫婦の家を新築した方がよい」
理由:将来、自分の子どもや孫と同居することになるとは限らない。そうなると、広い二世帯住宅は扱いに困る。古くなった母屋を解体することも視野に入れると、新しく家を建てて敷地内同居がよいのでは?
このように、回答そのものは正反対。
しかし、その理由を見てみると、実は同じことを言っていることがわかります。
結局のところ、この問題に正解はないんですね。
母屋のリノベと新築、それぞれどれだけコストがかかるのかも視野に入れながら、将来のことまで考えて結論を出すしかないのです。
そして、最後にもう1つ別の回答例を。
「同居なんてもめるだけだから、やめた方がいい。敷地内同居か、できれば土地を買って完全別居がいいですよ」
まずは、親世帯・子世帯みんなでしっかり「今後の暮らし」について話し合うことからスタートしたいですね!
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