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住宅ローンの金利のお話~固定金利について~

前回の『変動金利』に続き、本日は『固定金利』のお話です。

『固定金利』には、住宅ローンを借り入れたときから返済期間中ずっと返済額の変わらない『全期間固定金利』と、当初の数年間だけ返済額の変わらない『固定期間選択型』があります。
それぞれのメリット・デメリットについてみていきましょう。

固定金利のメリット・デメリット

変動金利が“短期プライムレート”に連動するのに対し、固定金利は10年国債の利回りを基準に決定されます。

全期間固定金利

ご存じのように、変動金利に比べると金利がかなり高めに設定されています。
だから、金利が低下したとしても、全期間固定金利でローンを組んでしまった方は完済まで高い利息を払い続けなければならないのが、最大のデメリット(ローンの借り換えという選択肢はありますが)。
その反面、金利が上昇した場合でも慌てる必要がない、返済額がずっと変わらないので返済中の資金計画を立てやすいという点が全期間固定金利のメリットであるといえます。

固定期間選択型

当初3年間、5年間、10年間…など、一定期間だけ固定金利が適用されるもので、固定金利の期間終了後には再び変動金利か固定期間選択型のいずれかを選択することができます。
固定期間中は返済額が一定なので、長期的に見たとき、金利が上がるとも下がるともわからないという場合に選択しやすい金利です(そもそも、金利の上がり下がりなど誰にもわかりませんが)。
変動金利よりは金利が高いけれど、全期間固定金利よりは低い。固定金利の安心感を備えつつ、変動金利と同じ未払い利息のリスクを秘めた、中間的な金利タイプであるといえるでしょう。
 
ここまでで、それぞれの金利の違いはなんとなくご理解いただけたのではないでしょうか。
次回は、「それで、我が家は結局どちらの金利を選択すればいいの?」という方のために、それぞれの家庭に合った金利の選び方をお伝えしたいと思います。
 
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