自然素材は、なぜ人の心に響くのか?
前回、自然素材の調湿作用について、少しお話しさせていただきました(『ジメジメする福井の夏は自然素材で乗り切ろう!』参照)。
そんな調湿作用以外にも、自然素材にはさまざまな魅力があります。
たとえば、湿気だけでなくニオイもとってくれるとか、空気を清浄に保ってくれるとか。
(寝室に珪藻土を塗ったら、ご主人の加齢臭がしなくなったと喜んでいた奥様もいらっしゃいましたよ!)
そのほか、体に優しい、手触りや肌触りがよい、見た目に上質感があるといった点も、人気の理由です。
なかでも、自然素材の最大の魅力といえば“癒し効果”ではないでしょうか。
木の香りにはリラックス効果があるといわれていますよね。
だけど、住む人に癒しを与えるのは、なにも香りだけではありません。
『1/fゆらぎ』というのをご存じですか?
『1/fゆらぎ』は、規則的なものや音のなかにわずかに紛れ込む不規則なズレのこと。
声に『1/fゆらぎ』を持ったアーティストも多く、たとえば美空ひばりさんや小田和正さん、徳永英明さん、宇多田ヒカルさん、松任谷由実さん、元ドリカムの吉田美和さんなど、個性的でありながら耳に心地よい声の持ち主が多い印象です。
面白いところでは、ジャパネットたかたの創業者(独特の高音でお茶の間を魅力した前社長)も『1/fゆらぎ』の持ち主なのだそうですよ。
それほか、川のせせらぎや木の葉のそよぎ、風鈴の音、などなど。必ずしも人の声には限らないようです。
さらに言うと、『1/fゆらぎ』を持つのは音だけではありません。
木漏れ日や水面の輝き、陽炎(かげろう)といった自然現象にも『1/fゆらぎ』が宿っています。
自然素材も例外ではありません。
コテで仕上げた塗り壁の表面の塗り跡、無垢材の木目や年輪。そういったものにも『1/fゆらぎ』は存在します。
だから、自然素材に囲まれていると心が落ち着くんですね。
自宅にいながら森林セラピーの気分を味わえる。
それが、自然素材の家なのかもしれません。
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