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打倒ChatGPT! アリババ Qwen Chat登場。特徴と注目のポイントを徹底解説


はじめに

中国のテック大手であるアリババは、ChatGPTに似たチャット形式の新サービス「Qwen Chat」をリリースしました。

無料で利用できるうえ、GoogleやSNSアカウントを用いて手軽にログインが可能です。本コラムでは、この「Qwen Chat」がもつ特徴や利用方法、さらにアリババが開発した高性能モデル「Qwen 2.5 Plus」の強みについて解説します。

Qwen Chatとは?

Qwen Chatは、アリババの大規模言語モデル(LLM)であるQwenシリーズをベースにしたチャット型ウェブサービスです。会話型AIだけでなく、画像やテキストといった複数の入力形式を処理する“マルチモーダル機能”を備えており、ドキュメント解析やHTMLレンダリングなど、さまざまなタスクに対応できる多機能なプラットフォームとして注目を集めています。

好きなモデルを選択できる

さらに、Qwen Chatでは複数の特化型モデルを選択できます。一般的な会話に強い「Qwen2.5-Plus」のほか、画像と言語を組み合わせた処理に長けている「Qwen2-VL-Max」、プログラミング支援を想定した「Qwen2.5-Coder-32B-Instruct」など、多様なニーズに応える柔軟さが魅力です。

Qwen 2.5 Plusの驚異的な性能

Qwenシリーズの中でも特に注目されている「Qwen 2.5 Plus」は、18兆トークン以上の高品質データを用いた事前学習を経ており、知識のカバー範囲が広大です。以下のような特徴を備え、高い評価を得ています。

  •  API料金圧倒的低コスト: 入力トークンは1Mトークンあたり$3、出力トークンは$9と、GPT-4oのそれぞれ$5と$15に比べて大幅に安価です。

  • 長いコンテキスト処理能力: 最大128Kトークンまで対応可能で、長い文章や複雑なタスクにも適切に対処します。

  • 多言語対応: 29以上の言語をカバーし、グローバル環境での利用を想定しています。

  • 数学・コーディング能力の向上: 数学ベンチマークやコーディングタスクで他のモデルを上回る高スコアを記録しています。

  • 指示追従性と人間嗜好への最適化: 自然な文脈理解とスムーズな応答生成の両立が図られています。

これらのため、Qwen 2.5 Plusは他社の先進モデルと比べても同等以上の性能を発揮し、特に専門性の高い分野において強力なサポートとなるでしょう。

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Qwen Chatの利用方法

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