チャットGPTの真価、AutoGPT。国は早い段階で導入の議論すべき
猫も杓子もチャットGPT
ここ最近、メディアでチャットGPTが取り上げられる事が多くなった。
知り合いのネット関係にあまり関心がない人まで「チャットGPTって何ができるのか」と尋ねてきた。それこそチャットGPTに聞けばいい話だが。
テレビでは「〇〇さんを知っていますか?」と質問してめちゃくちゃな解答を得て、「精度はイマイチですね」などと盛り上がる。
ちょっと待って欲しい、既にGPT4が使えるのだから、最低でもGPT4を使うべきだし、英語でやりとりすべきだ。スタッフは誰も指摘をしないのか?
お国もやる気十分だが。。。
行政としてもいかに取り入れ、公務員の負担軽減に繋げるかという事も議論されているが、明後日の方向にならないか心配だ。
これらの話は人がチャットGPTなりGPTベースのサービスを都度操作する事が大前提となっているように思える。
しかし、GPTモデルの真価はAutoGPTにある。
AutoGPTとは何か
AutoGPTは発展途上であるが、最終目標は一つの指示で全てを自ら判断し実行していくプログラムだ。
例えば「フォートナイトのようなゲームを作れ」と命令したら自動で完成させるというものだ。
必要な環境をセットアップし、コードを書き、キャラクターCGを作り、デバックを行い、リリースする。これらを自動で行う。
さらには、それをどうやって宣伝してユーザーにアプローチするか。どのようなアイテムをどのタイミングでリリースすれば課金率がアップして収益を上げられるか。そこまで行うのだ。
先ほどの西村康稔経済産業相の話で言えば、「国会会議録を作り国会答弁の対応もしろ」と指示を出しておくだけで良いようになる。
国会答弁の動画から自動で文字起こしをして、サイトへアップロード、データーベースを更新する。質問を投げれば過去の情報だけでなく今更新されている最新の情報へアクセスし、資料を作成し議員へ送信する。
絵空事ではない
AutoGPTは絵空事ではない。アプリ制作やウェブ制作では既に実績も出ている。
オープンソースのプロジェクトでもあり、進化のスピードも早い。数年も経たないうちに政府業務にも応用できるだろう。天下り万歳の日本で使うかは別の話だが。
日本で使うかは別の話なのだが、早い段階で議論しておかないとチャットGPTの導入が本格的に始まった時には、既に他の国はAutoGPTを導入しはじめているなんてことになりかねない。