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サムアルトマンCEOが明かすChatGPT料金設定の真相と従量課金制の是非
ChatGPTの料金プランについて
ブルームバーグのインタビューで、ChatGPTの料金設定について、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏が興味深い発言をしました。
料金設定の経緯
当初無料で提供されたChatGPTは、急激な利用者増加によりコスト負担が重くのしかかりました。この状況に対応するため、OpenAIは2022年末から2023年初頭にかけて有料プランの導入を決断。
料金設定にあたっては、$20と$42の2つの価格帯でテストを実施。ユーザーの反応から、月額$20が最適な価格として選ばれました。アルトマン氏は、この決定が「厳密な市場調査」によるものではなく、実践的なアプローチで決められたと率直に語っています。
従量課金制という選択肢
現在、多くの顧客から使用量ベースの料金体系を望む声が上がっています。例えば、月によって$1,000の計算リソースが必要な時もあれば、ほとんど使用しない月もあるという状況に対応できる柔軟な料金体系です。身近な例ではスマホのデータ通信プランのような従量課金制です。
しかし、アルトマン氏は昔のAOLのような「時間制限」型の課金には否定的な見解を示しています。「時計を気にしながら使用する」という体験は避けたいという考えですが、何らかの形で使用量に基づく料金体系は検討の余地があるとしています。
まとめ
OpenAIは、ユーザー体験を損なうことなく、サービスの持続可能性を確保できる料金モデルの構築に取り組んでいます。アルトマン氏の発言からは、顧客ニーズと事業の収益性のバランスを慎重に見極めようとする姿勢が伺えますね。
従量課金性についてはauのpovoのように、24時間使い放題オプションなど個別で追加購入できればいいのになあと思います。