座っていただけなのに・・・尿膜管遺残の初期症状
35歳になりました。
世の中まだまだ知らないことで溢れています。
それどころか、自分の体のことさえよくわかっていないんだと痛感する日々なのです。
2020年7月下旬の話。
家で昼間3~4時間、PC作業をしていました。
作業が切り良く終わり立ち上がった時、お腹に筋肉痛のような痛みがありました。
普段運動など全くしていないので、ここ数日の間に力仕事したかな?と記憶をたどりました。
・・・心当たりがない。
30代も半ばだし、筋肉痛が2~3日後にくることもしばしば。
覚えていないだけで、重いものを持ったか、無理な体勢になった瞬間があったんだろう。
そんな風に考えていました。
夜、ソファでくつろぎテレビを観ていましたが、お腹の筋肉痛は昼間よりひどくなっているように感じました。
深く座ったソファから立ち上がろうとお腹に力が入った時、今日イチの激痛が走りました。
痛む場所を特定しようと指をあてていくと、おへその右下が激痛ポイントでした。
しかもわずかにコリコリと触るものがあります。
ネットで調べていると、【尿膜管遺残(にょうまくかんいざん)】の記事を見つけました。
尿膜管とは、胎児のときに尿を出すため母体とつながっていた管のことです。
通常は成長に伴い閉じてなくなっていくそうですが、閉じきれずに残ってしまった状態を、尿膜管遺残というそうです。
そこで細菌感染などがあると腹痛や発熱を引き起こしてしまいます。
成人の約2%に発生するのだそうです。
・・・いやいや、まさかね。
しかもネットの情報によると、おへそから膿が出てくるとのこと。
わたしのおへそはなんともありません。
夫に話したところ、「病院行きなさい」と。
夫は学生時代、看護系の勉強をしていたので特に用心深いようです。
わたしと違い、異変を感じたら早め早めに薬や病院を頼ることができる人なのです。
いやしかし、そんな2%の確率で発生する症状より、現実的に考えてやっぱり筋肉痛じゃないのかな。
もしくは暴飲暴食で一時的にお腹が痛くなってるんじゃないのかな。(心当たりあり)
へそ下のコリコリは脂肪の塊とか・・・そんなんで病院行くのも恥ずかしすぎるわ。
「いいから病院行きなさい」
二度目のお叱り。
渋々病院を調べましたが、運悪くその日からオリンピック連休。
どちらにしろその時はもう23時過ぎ。
救急で行くほど切羽詰まってなかったので、行くとしたら翌日にと考えました。
泌尿器科か外科か・・・どこを受診すべきかわかりませんが、祝日のため選べるほど病院は開いていません。
すぐ近所に小さめの総合病院があるので、行くとしたらそこかな、と目星を付け、明日の自分に委ねることにしました。
その後、歩く時に背筋が伸ばせないほど痛みは強くなり、布団に横たわるのも一苦労。
どの体勢でも痛い。
もし朝になっても痛みが引かず、おへそから膿が出ているようなら病院に行こうと決意し、なんとか眠りにつきました。
迎えた翌朝、やはり背筋が伸ばせないほどお腹が痛い。
おへそからは膿。
決定です。
すぐに身支度して病院に向かいました。
先に述べたように祝日のその日、当直の整形外科の先生が対応してくださいました。
つっこみどころ満載の対応が続き、尿膜管遺残と診断されるのに時間がかかることになるのですが・・・
詳細は次回に。
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